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◆万事屋高杉と真選組副長銀時5 





何十年かぶりに再開したあの男の眼は片目だけとなっていた。あの鉄色の奇麗な瞳が一つ減ってしまったのだと思うと酷く勿体無く感じた。

本人は生きているだけでめっけもんだと笑っていたが。

あの後、頓所へと帰路に着き、着いた途端質問の嵐。まあ、それもそうかと苦笑した。

「まあ、高杉と俺ぁ所謂、幼なじみっつうやつだよ」

「マジですかィ、旦那」

「マジだよ、沖田くん」

随分と昔に生き別れてから、会えていなかったのだと。高杉があれからずっと銀時を捜していたのだと。そんなことを話した。

「俺が万事屋やってたのも、初めはコイツの情報集めるためでなァ」

万事屋という仕事をしていれば自然と依頼の幅は大きくなる。情報も集めやすいだろう。それに加えて銀時は色んな意味で目立つ。何かしら情報が掴めると思っていたが全くといって音沙汰がない。よもや、死んでしまったのではないかと思ってしまったほどに。

「いや、俺松平に拾われて直ぐに真選組入ったしよ。多分、松平も俺が志士の生き残りって気付いてたと思うんだわ」

「だからって、なんも情報が無えのはおかしいだろ。俺がどんだけ捜したと思ってんだァ?」

「んー、つっても江戸にいたのも半年とかそこらで、その後はずっと京だったからなぁ」

仕方ねえだろ?と言う銀時に高杉は呆れたように溜め息をつく。

「ったく、テメーは相変わらずだなァ」

「うっせ、まっ、俺はもうお前の傍離れる気ないけどな」

「それはこっちの台詞だ」

「もう約束違えんなよ?」

「当たりめぇだ」

そう言って、笑い合いながら拳を合わせる銀時たちを土方たちは顔を緩ませながら見ていた。


「とりあえず、再会を祝して酒でも飲もうじゃないの」

銀時の言葉に皆が笑った。





もう駄目よ。

この手を離さないで。

約束よ。

約束。

破ったら承知しませんから。

指切りげんまん。

嘘ついたら。

針千本、飲ましますからね。



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だ ぶ ん \(^q^)/
いつか書き直したいと白黒は心のどこかで思っています、まる

2012/07/27(Fri) 22:22

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