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小ネタ・突発文・練習文
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◆Twitterでのお題突発文 


高銀へのお題:とりあえず隣にいてよ/「独占欲ってやつ」/別々にうまれてきてよかったね。出会えて、よかった。

「独占欲ってやつ」そう笑った目の前の男は随分と"前"よりも爛々としていて。とりあえず隣にいてよ。手を伸ばしてくる。馬鹿だ。やっと離れられたのに、やっと自分などと関わらずに済むのに。あぁ、でも。別々に生まれてきてよかったね。出会えて、よかった。そんなことを考える自分も馬鹿なのだろう。



高銀へのお題:胸元でつっかえる言葉/「ほしい。」/おりがみのおほしさま

何度口にしようとしたことか。けれど、その言葉はけして言えやしない。まるでおりがみのおほしさま。手を伸ばして掴むけれど、ちょっと力をいれただけでくしゃりと歪んでしまう。ずっと胸元でつっかえてる言葉は今日も音にならず零れ落ちる。──「ほしい。」



高銀へのお題:顔を思い出せないんだ、背中しか知らないから/(すき。すき。)/愉快ですね、不気味なほどに

顔を思い出せないんだ、背中しか知らないから。そんなことを突然言い出した自分の上司はどこか遠くを見つめていた。誰のことかなんて分かりきってる。その人と対峙したときの彼の目が語っていた。(すき。すき。)火傷してしまうのではないかと思うくらい熱く情熱的で、こちらにまで熱が移ってくるようだった。「本当に、」愉快ですね、不気味なほどに。



高銀へのお題:むせかえるような夏の匂い/「おめでとう。」/なんで君だったんだろうね

むせかえるような夏の匂いを覚えている。「おめでとう。」と言った時の嬉しそうに笑った君の笑顔を覚えている。あぁ、嫌な季節だ。思い出したくもないことを思い出しては、まだ忘れていないと安堵する自分がいる。全く、どうして、なんで君だったんだ。

2013/06/02(Sun) 21:17

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