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〜前回までのあらすじ〜
主人公朔宵は不治の病を治すべく海外に行くことになった。しかし医者から外出許可を貰い友達の佐久間と源田の試合を見に行くことに。するとその試合には病院で知り合った仏像みたいな名前のあまのじゃくな彼、不動明王がいたのだった…。




え?なんで急にあらすじ入れたかって?
更新が一週間以上なくて忘れてる人も多いと踏んだ管理人が「入れてみたおー」って言ってたから
あ、誤字脱字あったら教えて下さいとも言ってた
…なんか言いように使われてるなぁ、わたし





で。


今わたしの隣には仏像の名前の彼、不動明王くんがいらっしゃいます
ほんとにキャプテンらしく、左腕にはキャプテンマークもつけて、皆(主に佐久間くん)に指示を出してる

足の怪我があるから後半から出るらしい


一通り指示が終わったみたいでベンチに戻ってきた


「明王キャプテンなんだね
ちょっとビックリしちゃった」
「…それはどういう意味かな朔宵チャン?」
「だって明王はあまのじゃくだしひねくれてるし」
「…朔宵チャン、俺がバナナ食べたのを根に持ってるだろ」
「なんのことかしら?」




クスクス笑いながらそう答える
明王の言うとおり根に持つタイプだけど





「明王、足もういいの?」
「まぁな」
「あのさ…あき」「不動!」


マネージャーの小鳥遊さんが走ってこっちに来る



「どうした小鳥遊」
「試合始まるわよ」
「あぁ
わかった」




明王がグランドに出てしまったのでベンチにはわたしと小鳥遊さんが残った






…会話がない
早く明王戻ってこい!!!!!!!!「ねぇ」
「はいっ!?」




いきなり話しかけられてびっくりした




鳩が豆鉄砲くらったような顔をしたわたしが面白かったらしく、小鳥遊さんは爆笑してた

そんなに笑わなくても良いのに






「小鳥遊さんいつまで笑ってるの!?」
「ごめんなさいね?…思い出しただけで笑いが…」
「酷いなぁ」
「ひー、笑った笑った
あ、そういえば」
「?」
「わたしのこと小鳥遊さんって呼んだわね?」
「…えぇ」



なんかまずったかしら




「忍」
「え?」
「忍と呼びなさい
わたしは朔宵と呼ぶわ」
「忍ちゃん?」
「…まぁそれでもいいわ
さっきは慌ただしかったから…
改めて宜しく、朔宵」
「うん、こちらこそ!忍ちゃん!」



新しい友達、しかも初めての女友達ができました

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