テニスの王子様
□Eat you!
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「ってか、何でそんなにポテ○にこだわってんだよ?」
「─────だって、ブン太と二人で食べようと思ったのに…」
そう、このポテ○は少し量が多い為、ブン太と分けて食べようと思ったのだ。
コンソメ味が一番ウマイ!みたいなことを、前にブン太が言ってたから、わざわざ大っきいの買ったのに。
「………わ、悪ぃ…」
「…許さない、コンソメ味返せーー!」
煮え切らなくて、手首を掴まれたまま、じたばたしたら───
「んっ…!?」
唇に、暖かくて、柔らかい感触。目の前には、赤い髪と伏せたまつげ。
「…ホラ、二人で食べれただろぃ?」
「………………っ」
キス、されました。
しかもドヤ顔。
「なっ、なななな…!」
「へへっ、ソウゴチっ!」
…その後はもう、何も言えなかった。
ニヤリと笑うブン太が大人っぽくて、カッコよくて、抗えない。
ただ────……
「教室の真ん中だってばーー!」
「う、わぁぁぁ!?」
やっぱり、決めきれない天災←。
だけど、そんなブン太も……
「バカ…」
嘘、"大好き"。
*END*
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