テニスの王子様

□どこまでも誇らし気に
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「……アーン?何泣いてんだよ、お前等」

涙でぐちゃぐちゃになった顔で、私は必死に言い訳した。

今日は卒業式。

部長…もとい、跡部さんや忍足さん、宍戸さん、向日さん、芥川さん、滝さん………

すごくキャラが濃くて、マネージャーも苦労の連続だったけど、すごく楽しかった。

でも、そんな日々も終わる。

「そう考えたら、何か、涙止まんなくて…!」
「まぁ、お前はともかく…長太郎は泣きすぎだろ」
「酷いです宍戸さん!俺…今日で宍戸さんとお別れって…寂しくて…」

最後は言葉にならず、鳳くんは、宍戸さんに抱きついて泣いた。
宍戸さんは少しよろけながらも、しっかりと鳳くんを受けとめ、慰めていた。

「樺地、頑張れよ」
「……ウス…!」

樺地くんの目にも、涙がきらりと光っている。
跡部さんはいつも通り、余裕の笑み。

そして日吉くんはと言うと……
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