報道関係

□岡田ジャパンデビュー
3ページ/17ページ

200806170433サンケイ


岡ちゃん切り札!佐藤寿よ“野人”になれ! (サンケイスポーツ)

 日本サッカー協会は16日、W杯アジア3次予選最終戦・バーレーン戦(22日、埼玉スタジアム)の代表メンバーを発表。岡田武史監督(51)は「スーパーサブがほしい」とFWに佐藤寿人(26)=J2広島=を初招集した。9月6日開幕のアジア最終予選を見据え、第1次政権下で初のW杯出場を決めた快足FW岡野雅行(35)=浦和=のような切り札として、テストされる。

 最終予選進出を決めても、岡田監督の胸の内は一戦必勝。オフ返上で東京・文京区の日本協会に姿を見せた。FW佐藤寿を岡田ジャパンに初招集。3月にアウェーで敗れたバーレーンへの雪辱に燃えるその目は、9月にも向けられていた。

 「後半に点が入らない時に、スーパーサブみたいな選手が欲しいと思った」。野人をつくれ!! これがキーワードだ。

 14日のタイ戦(アウェー)でW杯予選初出場したMF香川(C大阪)の招集は回避。J2の公式戦真っ最中で、その後の五輪代表の候補にも入るため、過密スケジュールに配慮した。同じJ2で奮闘する佐藤寿には「無理を承知でお願いした」という“恋人”だった。

 佐藤寿は一瞬のスキをついてDFラインの裏に抜け出すスピードが持ち味。05、06年はリーグ戦18得点で日本人得点王だった。代表でも19試合で3得点と実績は十分だ。

 先発ではなく、“仕留め役”。岡田政権のスーパーサブで思い出されるのは「野人」こと岡野だ。犬より速い(!?)といわれた驚異的なスピードを武器に、第1次岡田ジャパンで15試合中6試合に出場し1得点。そのゴールは、日本の初のW杯(98年フランス大会)出場を決めた97年11月16日、「ジョホールバルの歓喜」で有名なイラン戦(マレーシア)での伝説のVゴール。相手が疲れたとき、スピードでDF網を撹乱する。1点を争う最終予選では、どうしても必要なピースだ。

 「大切な時にチームを離れてしまうので、しっかりとやらなければ、という気持ち。結果を出して継続的に選ばれるよう頑張っていきたい」と佐藤寿。第2次岡田ジャパン発足後、今予選のチーム通算11得点中、FWが奪ったのは3点だけ。佐藤寿が救世主に名乗り出るか。


[ 2008年6月17日4時33分 ]
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ