†長編†

□絡みついた手離さないで(志摩×燐、勝呂→志摩、雪男→燐)
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志摩→燐


いつからでっしゃろ。

そういう風に君んこと想うようになったんわ。


って、そんなのこと、どうでもええですけど。

ただ俺は、君が大好きなんですの、奥村くん。

君が青焔魔(サタン)の息子やとか、そんなの関係ありゃしません。

早く、俺だけの奥村くんになったってください。

壊したりしまへん。

君が俺に溺れるくらい愛したります。



燐→志摩


最近志摩を見てると胸が痛むんだ。

もっと近くであの笑顔を見ていたい。

だけど、俺には青焔魔の落胤がある。

だから、その気持ちを認められない。

俺のせいで誰かが傷つくのは嫌だ。

志摩からあの笑顔を奪いたくない。

志摩の兄ちゃんの仇は俺が討つ。

俺が青焔魔をブッ潰す。

だから、俺の傍にいないで志摩。

近くにいる安心が俺の弱さだから。



勝呂→志摩


また俺の前で奥村ん話かい。

お前、ほどほどにせえや志摩。

そんな笑顔であいつの話。

正直めっちゃイライラする。

俺はお前が好きなんや。

それなんにあいつばっか見んなや。

そんなことされると壊しとうなるんや。

お前が奥村とくっつく前に。

絶対俺がお前を奪ったる。

もう離さん、絶対に、渡さん。

志摩は俺だけ見とればええんや。



雪男→燐


最近兄さんの笑顔がおかしい。

それも志摩くんの前だけ。

僕の兄さんなのに。

僕に向けない甘い笑顔をするなんて。

赦さない、赦さない。

たぶん兄さんは志摩くんが好き。

たぶん志摩くんも兄さんが好き。

けどまだ2人は結ばれてない。

なら、その前に僕のものにしよう。

そうしたら誰も文句言えまい。

兄さんは僕だけのもの。

誰にも渡さない。

燐は僕だけ見ていればいいんだよ。




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