燈幻郷

□放置プレイの藍染惣右介
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流れてく時の中ででも気だるさが〜〜

「んぅ……ウルサイ(怒)」

テーブルの上にある携帯のアラームをブチ切り、心地よく二度寝を貪る。
だって、眠いんですもん。

そりゃ、夜中の2時まで起きてたら眠いでしょ。
何してたかって?

よっくぞ、聞いてくれました!!

乙ゲーですよ。乙ゲー。

とりあえず、晴明様を攻略した後は道満をクリアし、そこから2人程攻略致しました。

え?作品ですか?
雅恋って、言うんですけど知ってますかぁ?
って、誰に喋ってんだ?

え?小説は書かなくていいのかって?

よく、そんな事覚えてましたね。

いいんですよ。1作書けてれば充分ですから。
1作ぐらいなら、1時間もあれば………

ふと、壁に掛かっている時計が目に入った。

「あああああ!!」

時計は、9時半を示していた。

「ヤバイヤバイヤバイ!!」

マジ、ヤバイ!!
千鶴の昨日の口振りを考えると、多分10時頃にはやって来る。
つか、早かったらもう来る頃やろ……

「ああああ!!」

ヤバイよ!ヤバイ。本気でマズい!

と、とりあえず着替えよう!
襦袢一枚はマズい!

部屋着用の着物を取りに行く為に立ち上がると、

ソファーに白い影が……(影は黒いだろ)

「……既においででございましたか(汗)」

と、とりあえず…

「すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません!」

土・下・座!

「んっ………」

白い影は気持ち良さそうに寝返りを打った。

「すいませんすいませんすいませんすいません!今すぐ、書くんで…すいません!」

「んっ、ウルサイよ」

オ・キ・タぁ!!(そりゃ、あんなに叫べば起きるよ!!by作者)あぁ、地獄の魔王が目ぇ覚ましたよ……
ってか……千鶴の声って、こんな速水ボイスだったか?

………………

「あ、あああ藍染!!!」

「んっ…ウルサイな。…ん?君は、誰だい?」

「あ、あ、あ、あい、藍染!?」

待て。は?何が起こった?
ちょ、

「はぁ?」

誰にケンカ売ってんだよ(笑)と、ツッコミたくなるがこの時の私の頭は大爆発を起こし、大パニックだった。

部屋を見渡すが、そこは昨日まで乙ゲーをやっていた我が家で…パソコンのトップ画面はシキ(軍服)で……
つまり、そこは我が家。

って事は……

「逆トリ……?」

と、いう事になる。
むしろそれしか考えられない。

そうとなれば、落ち着け篠山美咲!
世の中の腐女子が必ず憧れる逆トリに遭遇したんだ。
落ち着いて対応しろ!

でも、逆トリの対応マニュアルって……何だっけ?

……

……

……

まぁ、本人に確認だろ

「あのぉ、つかぬことをお聞きしますが、貴方藍染惣右介さん?」

「そうだよ」

「元五番隊隊長の藍染惣右介さん?そんでもって、霊王とか王剣とか崩玉とか言ってらっしゃる藍染惣右介さん?」

「………」

え、何で藍染の顔が険しくなるの?
私何か悪い事言った?

「……もしかして、地雷踏んだ?」

「君は一体何者だい?」

あぁ、地雷だったらしいです(笑)でも、地雷って事は本物の藍染惣右介だよね?

藍染逆トリキタァァ!!(爆発)

「千鶴早よ来い!っつか、早よ来て。私では対応に困る」

いや、待てよ……
千鶴が来たら、小説書けてないのばれるから、家が地獄絵図と化すな……

でも、藍染逆トリねぇ……

「やばっ…死ぬ」

「おっと。大丈夫かい?」

藍染の逆トリが嬉し過ぎて貧血に……
倒れそうになったところを藍染に抱き止められた。

「だだだだい…大丈夫やから」

いや、ある意味大丈夫じゃない。

千鶴!!
早く来てぇぇ!!

「とりあえず、君は“千鶴”ではないのだね?」

「あぁ…ウチは…って、何で千鶴の事知っての!」

「さっきから、叫んでいただろう?」

爆発し過ぎて、何が何かよう分かってないみたいやな、私。

「爆発しているのも分かったから、落ち着いて君が誰で何者で、ここがどこか教えてくれないか?」

「それは千鶴に聞いた方が…」

ガチャ
「美咲。書けてるやろなぁ(黒笑)」

「千鶴……千鶴!!」

藍染を放置して、千鶴の元に駆け出す。猛スピードで。

「彼女は一体何物なんだ?私の事を知っている風だったが…」

藍染は美咲の出て行った方向を見ていた。

続く

 

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