イナズマイレブン。

□結論…嘘をつくのはやめよう。
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「私、豪炎寺と付き合うことになった」

風「ぶふぉっ!!!……はあぁぁ!?おまっ今なんて!?!!?」ゲホゲホッ

「だから、豪炎寺と付き合うことになった」しれっ

風「…正哉、どこか打ったのか?頭とか頭とか頭とか」

「打ってない失礼だな」

風「…おまっ!!あれだけニンニク野郎のことを嫌って暴言吐いて暴力振るってたのにどういう風の吹き回しだよ?!!?!夢か!?俺は夢を見てるんだな!?!?」

「残念だけど現実だ。色々あってさ。ま、そういうことだから、これからは私たちのことを暖かく見守ってくれよなっ」ニコッ

風「…っ…吹雪いいいいいい!!正哉がっ!!正哉がっ!!嫌だああああああああああああ!!!!!!!!!!」ダダダダ

「あっ…行っちゃった…しかも泣きながら。ちょっとからかいすぎたかな…」









「いちろうたぁー………」

風「正哉がっあの糞ニンニク玉ねぎとっ……つっ付き合っ…っ!!」

吹「あーはいはい…。泣かないで風丸くん?よしよし」ナデナデ

風「だっ!!だって…ッ」

(え、一朗太マジで泣いてる…。嘘やだっ)

「い、一朗太…」

吹「あ、正哉ちゃん。風丸くんから聞いたんだけど、園児と付き合うってほんと?」

「いやっえっと、そのー…」

風「正哉…」

(うわ一朗太の目ぇ腫れてる…スッゴい罪悪感が…)

風「…お前があいつを選んだんなら、俺はもう何も言わない。……幸せになれよ」微笑み

「っ!!!!…………………」

風「正哉…?」

「うー…」ポロポロ

風「はっ!?えっおい正哉!?」アタフタ

「ふぇぇッごめんいちろうたぁぁぁ!!!!」ダキッ

風「うわっ!?」

「嘘!!あれ嘘だからぁぁ!!!」

風「…………………………は、」

「ほら、今日はエイプリルフールだろ?だからっ…だから…ッ」

吹(そういうことね…)苦笑

風「……」

「まさかあんな信じてくれるとは思わなくて…っ」

風「………」

「ちょっとからかうだけだったんだぁぁぁうわあぁぁぁん!!!!」

風「…………」

「ほんとにごめん一朗太ぁぁ!!何でもするからぁ!!お願いだから嫌いにならないでええ!!!」うえぇん!

風「………………………わかった、許す」

「ほんとか!?」

風「そのかわり、1つ俺の言うこと聞いて」

「なに?」

風「………今度、」

「???」

風「……こ、今度俺とデートしてくれないか…ッ///」

「一朗太…」キュン

風「…っああもう!!二回も言わないからな!!!///」

「…する!!デートする!!一朗太ダイスキィー」ギュッ

風「…全くお前ってやつは」微笑

「あはっ///」

吹(2人とも絶対僕の存在忘れてるよ。あー僕も緑川くんとイチャイチャしたくなってきた)









「―――ということで、今日はエイプリルフールだからみんなに嘘つこうと思って…」

吹「風丸くんに嘘ついたってことか」

風「いい迷惑だったけどな」

「やっだから!ほんとごめんって!!スッゴい反省してる!!!ほんとだから!!!」

風「わかってる。俺も少しからかっただけだ」

吹(正哉ちゃん、数ヶ月はあのネタで弄られるだろうなぁ…風丸くん意外と根に持つし)

「ごほんっ………んで、次は鬼道辺りにしようと思ってるんだけど、一緒に行くか?」

風吹『勿論』

「だろうと思ったけど即答か。我が友ながら感心するぜ、ほんと」

風「お前ほどでもないけどな」

「それ言っちゃお終いだよ一朗太」

吹「自覚してるんだね」










吹「―――――で、何で僕たちこんな所にいてるの」

風「今回は遠くから見ておくだけにしておこうと思って」

吹「だからってこの半端な距離は何」

風「いや、鬼道のことだから“あんなこと”言われたら発狂しかねないと思って、」

吹「いつでも正哉ちゃんを助けれるように…ってこと?」

風「そゆこと」

吹「風丸くん、僕改めて君のこと見直したよ。正哉ちゃんのことほんと好きなんだね」

風「まっ真顔で言うなハズイ!!!///」

吹「またまたぁ〜満更でもないくせにっ」肘ツンツン

風「吹雪ッ!!!///」









「鬼道クン鬼道クン」

鬼「不動の真似するの止めてくれないか。似てない上に腹立つ」

「私に命令するな常識人が」

鬼「常識の何が悪い。非常識なお前よりはマシだ」

「非常識最高だし。……ところで鬼道」

鬼「…何だ」

「私、鬼道のことが好きだ」

鬼「嘘だなその口縫うぞ」

「バレたか」チッ

鬼「今日の日付を考えれば、お前が俺の所に来た理由くらいわかるからな」

「面白くない奴だなぁ」

鬼「それでもいいから早く帰ってくれ」

「…今日はいつにもまして反抗的だな。何があった」

鬼「お前が来てから嫌な予感がしてならないんだ。だから、さっさとあそこにいる風丸たちを連れて退散してくれないか」

「ヤダ。まだ大切なこと伝えてない」

鬼「……なんだ」

「あのな、」

鬼「(…なんだ、本能がこう伝えている。聞くな、と。聞けば絶望が待っていると。しかも俺の警報ベルがただならぬ鳴り方をしている…。)待て―――」

「私、春奈と付き合うことになった」

鬼「………………………すまない、耳が少し遠いみたいだ。もう一度頼む」

「春奈と付き合うことになったああああ!!!!!!」

鬼「煩いわ!!意味わからん!!大体お前たち同性だろう!!!」

「関係ないし。あと先に言うが、嘘じゃないから。マジだから」

鬼「………証拠は。信じてほしいなら証拠を見せろ。証拠を」

「仕方ないなぁ。ほら、これが証拠だよ」スッ

鬼「携帯?」

「いいから聞いてろ」


ピッ


『春奈、私のこと好きか?』

『はい!!ダイスキですよ!!』

『じゃあさ、今から私と付き合ってくれる?』

『はいっ!!勿論です!!』

『へへっ、さんきゅ。嬉しいよ』

『私の方こそ、正哉先輩に付き合わせてもらえるなんて、幸せすぎます!!!////』


ピッ


「―――というわけだ。」

鬼「……」

「わかったか?嘘じゃないって」

鬼「……」

「…おーい、聞いてるのか鬼道」

鬼「……――な」

「??」

鬼「春奈ああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

「うわっ!?!?」←ビックリした

鬼「春奈ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」ダッシュ

「わお…光の速さだなあれは…」

風「あははっ!よくやったぞ正哉!!」

「狂ったように叫びながら消えてったけどな」

吹「鬼道くんのあの狂いようは爆笑もんだねぷくく」

風「おっ同じくッ」ケラケラ

鬼「春奈ああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」ドダダダ

「…鬼道こっちくるぞ。叫びながら」

鬼道「春奈あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」ダダダ

「あれ、過ぎてっちゃった」

風「あはははっ!!は、ははっも、もうダメだッあはははは!!はははっあはははは!!!!」

「ちょっ一朗太笑うなよ!!私も笑けてく…もう我慢ならないぷはははは!!ふはっあはははは!!」

吹「ふふ、あははっ鬼道くんサイコーはははは!!!!」











「…気を取り直しましてー…。豪炎寺の所に来ましたぁー」

吹「まず鬼道くんは放置なの何それェ」

風「別にいいんじゃね。鬼道だし」

「そゆこと。ちゃんと後で嘘って言っておくよ」

豪「?なに用だ。それに何の話だ?」

ま風吹『いや何でも』

豪「???」

「鬼道のことはいいからさ。豪炎寺、」

豪「何だ?」

「私な、お前のことを………」

豪「?俺のことを?」

「お前のことを………」

風「(……何やってるんだよ正哉!早く園児にお前のことが好きだって言えよ!!)」←なんかテレパシー

吹「(それで馬鹿喜びする園児に「嘘だぶわあああか」って言って絶望させてあげるんだよ!!ほら早く!!)」

「(だ、だって!!こんな変態野郎に好きだなんて…私のプライドが許さん!!しかもこいつ何で今だけ普通の爽やかストライカーに戻ってんだよ!!!余計言いずらいじゃん!!!!)」

吹「(そこは何とか我慢して)」

風「(早く言わないと絶交な)」

「(や、わかった!!わかったから!!)」

豪「何なんだ正哉。用がないならもう行くぞ」

「待て!言うから!!…えっとな、豪炎寺…」

豪「あぁ…?」

「私、豪炎寺が…す、す…」

豪「???」

「〜〜〜〜っ好きなんか言えるかボケエエエエエエイ!!!お前なんか大キライじゃあああああああああいいいい!!!!!!」

豪「いきなり意味わかんないしあああああああああああああああああああ」

風吹『(そうなると思ってた…)』

「今ので私のライフがギッタンギッタンにされたもうエイプリルフールなんてヤダ」

風「正直に言うと自業自得な」








結論…嘘をつくのはやめよう。

(良いこと一つもないしな)
(俺はあったぜ(デートの約束できたし))
(僕も楽しかったし、エイプリルフール…良いと思うよ)








▼2012,04,01

因みに春奈との会話の付き合うは、買い物に…という意味。正哉ちゃんはこの後、鬼道に殺されそうになったそうです(風丸と吹雪で返り討ち)。

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