夢物語
□赤いジュースはいかが?
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「それなんだよなぁ…今までは殺してきたんだよなぁ…不味かったやつもいたし…」
『お、お願い!殺さないで!!まだやり残した事、たくさんあるの!!…何でもするからっ!』
そう言った瞬間、ジャンが隣にいたルチアを押し倒し首筋にかぶりついた。
「“何でもする”んだよな?…なら、死ぬまで一生俺のデザートになれ」
『何でもするとは言ったけど!そんなデザートなんて……ひぁっ…ぁ…っ!!』
反論は許さない、と言うかのように首を舐め回す。
「…ぴちゃ…ちゅ…ちゅぱ…」
『ぁ…んっ…やぁ…くすぐった…ぃ…』
長く続いた愛撫のあと、ジャンは自分の唾液で濡れた首に歯をたてる。
『ぁ…怖い…』
「ん?大丈夫だって!俺に任せなさ〜い!!逆にルチアに天国を見せてやんよ!!」
そう言って今度こそ歯をたてると、プツリという小さな痛みの後にジワジワと何かが広がる感触が身体の隅々までに伝わる。
『あっ…な、何これ…!?』
吸われる度に身体の中でジュル、ジュルという音が聞こえてきて、それがさらに恥ずかしくなる。
『(恥ずかしい…でも、気持ち、良い…)』
長かったのか短かったのか分からなくなるほどに快感に浸っていたルチアの首から顔を少し離し最後にひと舐めしてから顔を上げるジャン。
「ごちそーさま!久々に美味いデザートだった!で、天国に行けたのけ?」
ニヤニヤとした顔で聞いてくるジャンはもの凄く満足な顔をしていて、嬉しそうだ。
『ぅ…ば、バカっ!!』
頬を赤らめながら否定出来ない言葉に戸惑い、結局は俯く事しか出来なかった。
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