リグライ、スノライなど

□眠れない夜…スノライ
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深夜…時計をみればすでに、日にちが変わり、30分が過ぎていた。

仕事が早く終わったから、今日はいつもより早くベットに潜り込んだ。

なのに、寝れない…
ホットミルクも飲んでみたのに…まったく効果がないらしい…

つまらない…

こうなったらきっと朝まで寝れないのがいつものパターン…

はぁ。短いため息を漏らし誰もいない室内に寂しさを覚えた。

コミュニケーターが、突然鳴り響く…

「スノウ?」

着信者に疑問を抱きながらも出てみる。

「はい。どうした?」
「おっ。起きてたか?」

「ああ。寝付けなくて…
って、お前どうしたんだ?こんな時間に…」

「会いたくなって来ちゃった…」

「はっ?」

「あけてよ。玄関…」

冗談だと思った。
それでも、急いでカギを開け扉を開いた。

「よぉ。」
っと、おどけて言う彼がそこにはいた。

まだ通話中だったコミュニケーターが手から離れ、玄関先に転がった…

「おいっ。」
コミュニケーターを拾ってくれる彼…
「と、とにかく、中に…」

中に招き入れ、カギをかけた。
キッチンの冷蔵庫からモコモコソーダを取り出し、スノウの頬に付けてやる

ビクッとした彼の姿が面白くてクスッと笑った。

隣に座ろうとしたら、膝の上に乗せられてしまった。

「スノウ…」
太いたくましい腕が身体を引き寄せ抱きしめてくれる
「会いたくてたまらなくて、気付いたらここに、向かってた。」

目を合わせればキスの雨が降ってきた。

「会いたかったけど、ビックリした。まさかこんな時間に…来てくれると思わなかった。」

嬉しかった?って冗談で聞いたのに、こくんっと頷かれてしまえば、可愛くて仕方ない。

素直過ぎて可愛くて、つい抱きしめる腕に力が入ってしまった。

「バカ痛い…」
「ごめん…つい…可愛くて…」

ヤバイ殴られる…

「スノウ…?」
「なに?」
あれ?殴られなかった…
なんか猫みたいだ…

「眠くなってきた。」

「はっ?」
耳を疑った今来たところだ…
帰れということか?

「だから、一緒に横に寝て…」

舟を漕ぎ出したライトニング

「いいよ。」
ふわっとライトニングを抱き上げ
ベットへ連れていった。

一緒にベットに横になり、顔にかかった髪をどけてやる。
猫のようにピタッとくっ付き手をにぎった。
「大丈夫。そばに居るから。」
「うん。スノウ…」

唇が触れあった。

「おやすみ…ライト…」
「おやすみ…スノウ…」

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