シドライ

□一目惚れ♪
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「いけるか? ファロン」
「問題ありません」

小型飛空挺に乗り込み出発する。

あー、こいつすげぇ綺麗な顔…って、こんな時に何考えてんだよ、俺。

いけない、これでも俺は大尉だ。
今日から騎兵隊に、配属されたファロンに『なに?このオヤジ』とか言われたら死んでしまいそう。まだお兄さんだ。

今、これ以上はない! ってくらいの美人と2人きり…だが、
周りは魔物でうようよ…ロマンも何もあったもんじゃない。

「大尉?目的地はもう少しかかるのでしょうか?」

後ろから不意に覗き込むものだから

「わっ!ああ、後少しだ。」

しかも近いドキドキしてしまった。不覚だ

ちなみに、ミッションの真っ最中なのだが
今日配属されたばっかりで、ミッションに、出るなんてかなりのやり手だ。
というか、会話が出来ない。
緊張してるぞ俺!

魔物の姿を確認すると、
ギリギリの所まで高度を下げた。

「ファロン行けるか?」

「はっ!」

そう言ったと同時に、機体から飛び降りた。

キィン!!

 鋭い音と共に、ライトニングは丈は三メートルほどある魔物の鋭い爪を軍刀で受け止めた。
 ライトニングは、即座に魔物の弱点を見切り、強引に懐に潜り込むがごとく魔物に切り込んで、三度太刀を振った所で、魔物は大きな音と共に地に倒れた。そしてすぐさま魔物を処理する。

すげぇー。
3分かかったか?
早い、しかも無駄のない動き。
惚れ惚れする。

「こちらリグディ。ミッション完了。どうぞ〜」

「本部了解。直ちに帰還を。」

「了解」

「リグディ大尉、すみません、あの帰還後、すぐに准将の挨拶に向かわなければマズイでしょうか?」

「そうか、お前出勤早々ミッション来ちまったから、准将に挨拶はまだなんだな。」

しかし、見るからに魔物の返り血やらでボロボロだ。
美人が、台無しだ。

「准将には、俺から報告しとく。
シャワー浴びてから、挨拶しに行けばいい。」
「ありがとうございます。」
安心したのか、少し笑顔をみせる。

かわいいとこあるじゃん。

ライトニングの頭をポンポンと撫でる。





☆☆☆

すいません、レインズさんまだ出て来ません。
まだ続きます。
リグディ大尉目線で、書くと脱力系になります(笑)
かっこいいんですが( ̄^ ̄)ゞ
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