ff13 パロ風

□序章2
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ふと目が醒める…
カーテンの隙間から光が差し込み朝だとわかる…

私の部屋?
あれ?私…お酒のんで…

辺りを確認していると、隣に温かいものがあるのに気付く…

えっ??

寝転んだまま、ゴロリと反対を向けば、ものすごい近い場所に黒髪


…シド?えっ?あれ?

バッと起き上がり自分の姿を確認した。

パジャマ?
着替えさせてくれたのかな…
何も覚えてない…
起き上がれば、ズキズキと頭が痛む…

ガチャっと部屋のドアが開く。

「おっ、エク…おはよう。」

「おはよう…」

スッキリとしないその声に、軽くため息をして、ライトニングに歩み寄るリグディ…

「頭痛いのか?」
「うん…いたい…」

頭をコツンっと叩かれる。
「まったく、ちょっと、待ってろ。」

部屋を出て行くリグディの背を見送り、チラッとレインズを見た。

ぐっすり眠っていて、まだ起きそうにないレインズの顔にかかっていた髪をそっと払ってやった。

「まだ寝かしといてやれよ。」

出入り口から声がかかる…
振り返ればリグディがグラスを手に戻ってきていた。
グラスを渡され飲めと、促される。

グラスの中を確認してると、

「グレープフルーツジュースだ。」

早く飲めと言わん限りの言い方…
グレープフルーツは苦手だ…
少し睨んで見せるが無駄だった。


「ガキじゃねぇんだから、嫌いとか言うなよ…」

「う…、飲むから…ねぇ、私…昨日…」

グラスに口をつけながら、少し目を伏せながら恥ずかしそうに聞いた。

「お前…覚えてないんだろ…」

こくりっとうなづいた。

「だって…」
「だってじゃないだろ…」

チビチビと、ジュースを口にしながらリグディの顔をチラチラ見た。

「私…なんかした?」

悪戯に笑う彼…

「したよ…例えば…俺にキスしたり…シドにキスしたり…スノウをぶん殴ったり…」


キス?
スノウを殴る?
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