アクエリオンEVOL

□可愛いあの娘
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えぇと………うん、



なんていうかさ………



「…俺……泣いてもいいかな…」


そうポツリと呟いたのは、
絶世の美少女――もとい、
可愛らしく変身した少年、アマタである。



――それは、今から2時間程前の出来事だった…


「ねぇねぇアマタ!
ちょ〜〜〜〜〜っと一緒に来て欲しいとこがあるんだけど……」


いい??いいよね!!!?


とゼシカを筆頭にミコノ、ユノハ、そして何故かサザンカも加えたメンバーが、有無を言わさぬ様子でキラキラと瞳を輝かせてアマタに詰め寄る。


一方、いつものようにアンディに穴への情熱を語られていたアマタは、女性陣の異様な雰囲気に完全に気圧されていた。


「…え?なに??どうかしたの??」


みんな凄く怖いんだけど、
特に目が。


口に出せなかった言葉は飲み込んだまま、ヒクリと頬を引きつらせてアマタはそう尋ねた。


「たいしたことじゃないわ、
アマタなら…いやむしろアマタにしか出来ないことなの……!!!」

「大丈夫!アマタ君ならきっとできるよ!!」


「だから何が!!!?」





ガシッと勢いよくゼシカとミコノに手を握られ、思わず反射的に突っ込み返してしまった。

そしてその周りには、何故かさっきよりもアマタを取り囲む女子が増えている。
(しかもナニコレ、握力ハンパないんですが。)


「クッ…羨ましいぜアマタ…!!!
両手に花どころか、そんな風に女子に囲まれて頼りにされるなんて…!!!」

握り拳を作ったアンディが、体を震わせ心底羨ましそうに言う。


いや、絶対違うだろ。

頼むアンディ、よく見てくれ……
女子の笑顔が黒いよ…
しかもさっきより目が獲物を見つけた獣並みにギラギラしてきたんだけど。

ちょっお願いだから助けて…!!!






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