人形の長い夢【H×H】
□逃げた先は
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びっくりした。
私と同じぐらいの男の子がいて。
私どうして逃げちゃったんだろ。
とりあえず今日の報告してこなきゃ。
私は大嫌いな重いドアをノックする。
「…入れ。」
「…失礼します。」
「殺したか?」
「はい。…お父様…私もう、殺しはしたくないです。お願いですこれ以上…
いつもの会話
でも
次の言葉から
いつもは消えた。
「お前にはゾルディック家に少しの間いて欲しい。」
文ばかりの資料を渡される
「…それは殺しですか?」
「お前は美しい、世界7大美色よりも美しい。お前の存在は世間では宝石と言われているが裏のわずかな人間は知っている」
お父様はなにが言いたいんだ?
「殺しはしなくていい。」
「!…では私は普通に生きて…
嗚呼
なんてハカナインダロ
「孕んで帰って来い。」
少しでも自由になれるんだと思った。
これは何の罰なのか。
目の前の男はまだ口を開く
「お前の容姿と身体があれば簡単な事だろ?お前の血とゾルディック家の血どんな兵器が産まれるか楽しみだな。」
私は兵器を産むための人間じゃない。
「明日だ。ヘリの準備はしとく。明日オレは仕事だからな。部屋に戻りなさい。」
私は無言で部屋を出た
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