人形の長い夢【H×H】

□逃げた先は
4ページ/5ページ



「ビショビショだね◆丁度ボクの泊まってる所すぐ近くなんだよね。」

「い、いえ、大丈夫ですから。」

私はフードを深くかぶった

この人…血の匂いがする。
イヤだ、怖い。

「クックックッ★おびえてるんだね?大丈夫何もしないから♣」


でも、びしょ濡れだし。

大丈夫、私だって…強いんだから。

「…お願いします。」

「よろしい◆よろしい◆」

「ふぇへえぇ!??」

お姫様抱っこされてる。

「お、下ろしてください///」

「・・・・。」

「あ、あの!///」

「・・・・。」

スタスタとそのまま歩き出す。

どうしよ。
やっぱり無用心すぎた。



とイロイロ考えているうちに部屋の前。


「私やっぱいいです。帰ります。」

どこに帰ればいいんだろ

「外にいれば乾きますから。」

外にいたところで何もない

「ふあぁ!!」

お姫様抱っこから男の肩に抱えられた状態になってしまった。

「あの!ホントに!」

ガチャ

バタン

ガチャ

ああ。部屋に入ってしまった。



お風呂場で降ろされると

男の手が私の服にかかった

「え!?///大丈夫です!自分で脱げますから!!」

「なんで黒ずくめなのかな?♥」

私の服装は
黒い深いフード付きの長い太ももまでの布で首近くでリボンにされている。
下は黒のキャミソールに赤のプリーツスカートに黒いニーソである。

「別に…意味なんて…ないです。」

嘘。
返り血が目立たないようにだ。

「ふ〜ん★」

手が止まった

立ち去ってしまった。

なんなのかな。

とりあえずシャワー浴びよう。




.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ