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□女の子の日
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「さようならー」

皆が教室を出る。
その時、

「あれ…??」

クラクラする…

「涼宮!」

越前君の声が聞こえてそこからは覚えてない。

「んっ…」
目を開けると越前君がいた。
部活の服と白いキャップをかぶってる…
保健室の匂い…
(先生)「まぁ、軽い貧血ね。痛み止め、飲みなさい。
朝から良くこんなになるまで我慢してたわ
じゃ、私、仕事に戻るから」
そう言って保健室の扉の音がした。

トクン…


トクン…

カーテンが閉まっていて…
それで保健室には越前君と私の2人…

「どっか悪いの?あんた」
その時、越前君が曇った表情で聞いてきた。
これ…言ってもいいかな?

まぁ、困ってるっぽいし…

「あの、生理痛です」
「生理痛…?」
うそ…
まさか知らない?
「生理…知ってます?」
「まぁ…」
「生理が来ると、お腹より少し下が痛くなるんです」
「…貧血するほど?」
「んー…今回はちょっと我慢しすぎました。」
そういうと
越前君の顔が緩んだ。
「良かった…涼宮が倒れた時
ビックリして…」
「えっ…」
その時、しまったとでも言いたそうな
顔をした越前君が…

期待…するじゃないですか…
「いたっ…」
「まだ、痛いの?」
「まぁ…でも、薬飲んだので…」
その時

ちゅっ…

部屋にリップ音が聞こえた。
「頑張って///」
そう言って
キャップを深くかぶり直して
部活に戻った…

「うそ…」
今…越前君にキス…
された…?

痛みなんか吹き飛んだ。


















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