私が許婚!?U-17へ!

□7話 迷子
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敗者は三船コーチの所まで崖を登って行くことに
なった。
(斎藤)「マネージャーもしっかりついて行ってください」
とか言っても、私達、
マネージャーはエレベーターがあるから
そこからなんだけど。

皆が登り始める時、
マネージャーは仕事
一言かける。

「越前選手…頑張ってください。もしも
何かあったらこれで知らせてください」
(リョーマ)「了解」
「では…」

はぁ…
気まずいなぁ…っていうか、ここでは選手って
呼ばなくちゃいけないから…

マネージャーが皆、エレベーターに乗り始めた頃

(桃城)「うわぁぁ」

この声は…
桃城選手?
「皆は先に行ってて」
救急箱を持って崖を登る。

うわ…
キツイ…

でも…頑張るんだ・・・

「あ…の…」
やっと登れたぁ…
(桃城)「結城!」
この人も…私の名前…
斎藤コーチが皆に私の記憶
話してくれてたけど…
「腕…ですか…?」
(桃城)「あぁ…」
「冷却スプレーあてますね」

「これで大丈夫ですが…
この崖を登るのは無理ですね・・・」

そしたら海堂選手がおぶっていった。
いいコンビだなぁ

(リョーマ)「ねぇ、」
「越前選手!」
(リョーマ)「これからあんた、どうすんの?」
「おりま…登ります」
自分で登ってきたのが
ビックリするぐらい高いところまできてる。
(リョーマ)「のって」
「え…」
おんぶしてやるってことですか・・・?
「いえ…あの…迷惑かけることは…」
(リョーマ)「いいから」
「はい…」
このおんぶで崖を?
「すみません、いつでも重かったら
離してくれていいですよ」
(リョーマ)「死んでも離さない」
「っ/////」
顔が赤くなったのが自分でもわかる…

「ここから平地なので…ありがとうございました」
(リョーマ)「はぁ…はぁ…はぁ…」
大丈夫…かな?
そしたら、マネージャー
のみんなはそこで待ってたようで…
治療や水分補給いろいろしてたけど…

その時

(マネージャー)「結城さん!熱があります」
「え!?」
うそ…?
熱…
でも、選手じゃなくて
マネージャーが熱を出してた。
「待ってて…タオル濡らしてくる!選手の皆さんは
行っててください。マネージャーのみんなも
ついてってね」

私は水の音がするところまで走った。
「あった!」
私はタオルを濡らすと

「どうやって来たっけ?」

闇雲に走ってたら迷子になっちゃった…

ど…どうしよう…

私は歩き回ったけど
「ダメだ…」
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