私が許婚!?U-17へ!

□15話 願い
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朝、私は静かに越前選手の部屋から出る。
向かうところは1つ。

齋藤コーチの元に。

コンコン
「齋藤コーチ・・・」
(齋藤)「抜け出すなんて予想外の出来事でしたが…
戻ってきたんですね。紗奈」

「違う…今日は決着に来たの」
(齋藤)「何ですか?」
「記憶返して!」
(齋藤)「それは無理ですねぇ」
「何ですか?」
(齋藤)「無論、あなたの記憶を取り戻す方法
なんてないからです」


今…なんて…
「嘘…」
私…
一生記憶が戻らずに…?

バタン!

「越前選手…」
(リョーマ)「あんた、どういう意味?」
(齋藤)「そんな睨まないでください」
(リョーマ)「何で紗奈が…」
(齋藤)「最初に言ったでしょう。
今のあなたに恋愛はいらないと」

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