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□相合傘
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私、凪紗は片思中です。
それは

(女子)「 リョーマ君!!」

そう。
青学1年の中で1番かっこいい越前君。
こんなどこにでもいる…
っていうか
私は自分が好きじゃない。
そばかすはあるし
全部ダメ。
はぁ…

ー放課後ー
「…」
雨…
「よっ!何ボーッとしてんの?」
「莉奈…いいよねー。あんたは」
「な…何が」
「私、ダメ女子だし…」
「凪紗は恋にはネガティブなんだから…
もっと自信もって」
「一回も話してない人に
何の自信をみたら良い訳??」
「あるじゃん」
「あぁー、一回ね」
絶対覚えてないよね…

ー数ヶ月前ー
「いったぁ…」
何もないところでこけるとか…
保健室にいくと
足がパンパンに腫れてる
男の子がいた。
「ねぇ、保健の先生は?」
「え…あ…たぶん出張…」
「ふーん」
「何なら私が手当しようか?」
「できるの?」

お母さんが
テニスのコーチとかしてるから。

「ん?もしかしてテニスしてるの?」
「ん。してる」
あ…
もしかして
「越前リョーマ君?」
1年の中でも
噂になってる。
確か、レギュラーとか…
「そうだけど」
「すごいね…」

私は手当をすると

「足に負担かかりやすいね。
特に左。左利きでしょ?」
「そうだけど…」
「やっぱり…あと右も使えるの?」
「でも、テニス以外は使わない」
「…右がなまってる。
これは…スクワット20回じゃ足りないよ?」
「え…スクワット20回やってること
何でわかんの?」
「あ、だいたいで言ったんだけど当たってた?
私のお母さんがテニスのコーチ、トレーナーやってる
から。たぶんそれうつっちゃったの」
「ふーん。ありがと、じゃ」
「うん。あ…スクワット40回すれば
負担減るよ?頑張ってね?」
「ん。」




っていう
何とも引いてしまう会話をしてしまった。
私、熱くなって語っちゃうから…
あぁ…
後悔だよ…

「じゃね」
「バイバイ!凪紗、元気だせ!!」
「おう!」



夕立か…
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