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□ふぁーすときす
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「はぁ…」
あの後、仁王君にめちゃ笑われて…
(ユカ)「いい？積極的に行くのよ！」
って言われちゃって…
積極的か…
ユカも積極的だよね？
やっぱり積極的に行った方がいいのかな？
よぉし！
頑張るぞ！
「ブンちゃん！」
(ブン太)「おぅ！凪紗！」
「待った？」
(ブン太)「今きたところだぜぃ」
「良かった…」
(ブン太)「帰ろうぜ」
「うん！」
…
積極的に…
積極的に・・・
「ブンちゃん！」
(ブン太)「何だよぃ」
「手…繋ぎたい……/////」
うわぁ…
恥ずかしい事言っちゃった・・・
(ブン太)「ほら」
ブンちゃんが手を差し伸べてくれた。
「うん！」
嬉しい…
(ブン太)「じゃぁな」
「うん…また学校で」
もう家かぁ…
寂しいなぁ・・・
(ブン太)「今日のお前、何か変だぞ？」
「そうかな？」
(ブン太)「いつも、明るいのに今日はやけに静かだよな」
バレてる…
「ファーストキス…」
(ブン太)「え？」
「ファーストキス…まだってユカに言ったの…そしたら今日こそは自分から積極的に行けって…」
(ブン太)「俺も…ファーストキス…まだだぜ？」
「え？そうなの？」
(ブン太)「おう」
・・・・
気まずい…
「そっか…良かった…じゃ、また明日！ブンちゃんも気をつけて帰って…ん…」
気をつけて帰ってねって言おうとしたら私…
ブンちゃんとキスしてた…
(ブン太)「ファーストキスの味は何味だった？////」
「グリーンアップル…/////」
ブンちゃんがいつも食べてるグリーンアップルのガムの味でファーストキスの味はグリーンアップルになってしまった。
まっ…
いいかな！？
「ブンちゃん…大好き！」
(ブン太)「俺もだぜ…凪紗…」
そう言ってもう一度唇を重ねた。
ふぁーすときす