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□嫉妬
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ガチャ

ドアを開けると
いい感じの風が吹いた。
はしごを登ると
先客がいた。
「リョーマ君…」
「凪紗?こんなとこで何やってんの」
「さぼりだけど」
「ふーん…」

私はリョーマ君の隣に腰をかけた。
「…」
何か気まずいな…
「ねぇ」
「何?」
沈黙を
破ったのはリョーマ君だった。
「あんたさ、最近、悲しそうな顔ばっか
してるよね?何かあったの?」

そう言って
私の頬を指で撫でた。

「…リョーマ君のせいだから…」
「俺?」
「うん…」

この際だから
言ってしまおう…
別れ話に繋がっても…

「最近…竜崎さんと仲良いじゃん…
私…何かムカムカして…
わからない…この気持ちが…でも…」

何か涙出てきた…

「リョーマ君が…別れたいなら別れてもいい…よ?」

そしたら
私の顎を
クイッと持ち上げた。

「…///」

顔、近くて…
何か直視できない…

「やだ」
「え!?」
「俺、凪紗と
別れる気、ないから」
「え…でも…」
「俺、竜崎の事、何とも思ってないんだけど」
「嘘」
「本当だって」

でも…
そんなこと言われたら

「なら…別れないくてもいいの?」
「当たり前」

そう言って軽くキスをおとした。

「ん…」











嫉妬
(嫉妬するなんてバカだよね)

(なっ!?バカじゃない!!)

(まっ、可愛かったしいーや)

(もう!からかわないで!!)
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