トリップの始まりはキスで。

□2話 どうすれば帰れるの!?
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(ブン太)「ってか、お前誰なんだよぃ?」
「私は涼宮凪紗。」
(ブン太)「俺は丸井ブン太」
ん?
どっかで聞いた事ある名前・・・
(ブン太)「で、お前はどうしてここにいるんだよぃ?」
「それがわからないから困ってるの…」
(ブン太)「家は?」
「神奈川県 夢ケ丘町4-13」
(ブン太)「ぷ!あははは」
「何笑ってんの?」
(ブン太)「だって、夢ケ丘町4-13って言ったらここだぜ?」
え…
どういう事?
そんな…
じゃ、私…帰れないの?
(ブン太)「おぃ!どうして泣くんだよぃ」
「だって…」
私は全部話してみた。
信じてもらえるかはわかんないけど。

(ブン太)「で、気づいたらここでキスしてたと…」
私はコクリと頷く。
よく考えてみれば、私達キスまでしたんだっていうか私、
ファーストキスだったんですけど…
地味に悲しい…
でも、
こんなかっこいい丸井ブン太って子とキスできて良かったと思うべき?
それとも最悪と思うべき?
(ブン太)「って事は家、ねぇんじゃねぇの?」
「あ…」
忘れてた…
完全に野宿…
「・・・頑張ります!何かありがとうございました!では…」
私は立ち上がる。
(ブン太)「泊まってけば?」
「え?」
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