トリップの始まりはキスで。

□6話 私…好きなんだ…
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私はテニスコートに行く。
やっぱり女子の皆が集まっていた。

手には可愛いラッピングした袋。
丸井君に渡しにきたのかな?
そう思った。

(女子)「やっぱり…丸井君の事あきらめよっかな…」
(女子)「何言ってんのよ!」
(女子)「だって…マネージャーがいるじゃん!」
その子が叫ぶと辺りの子達が

シーン

となった。
マネージャー?

「ねぇ?マネージャーって?」
私は聞く。
(女子)「アンタ、知らないの?あの子いるでしょ?」
女の子が指差す。
その方向には丸井君と喋っていた
こじんまりとして可愛い子がいた。
(女子)「あの子は丸井君と一緒の学年の子。
名前は笹原 晃(ささはら ひかる)
クラスは違うけど、仲良いんだ。」
晃ちゃん…
そうなんだ…
(女子)「付き合ってるっていう噂もあるし」


そうだよね…
丸井君、あんなかっこ良いのに
付き合ってない訳ないもん。
私なんて…
涙が出てきた。
気づいたら走ってた。

少しでも期待していた自分

そして

自分の気持ちに今、確信を持ったことに

腹が立った。
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