頂き物・捧げ物

□なんたって親友ですから!
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ガラン

「また…上靴がない…」

あたしの靴箱を見ると、上靴が入っていなかった。

「また…?」
「ルーちゃん?どうしたの?」
「また上靴が無いの…昨日ちゃんと入れたのに…」
「えっ!じゃ一緒に探そう!エルザー!ルーちゃんの上靴が無いんだって!探そう!」
「何だって!またなのか!誰なんだ!こんなことをするのは!」
「ごめんね…二人とも…」

いいと優しく笑いかけてくれる2人。
最近、こう言うことがたたあるようになった。
上靴が無くなったり、体操服が無くなったり、ロッカーの中にゴミが大量に入っていたりしていた。

「こんなことが起こりだしたのは、グレイと付き合ってからだよね…」
「…うん…そうだと思う…」
「……だとしたら…グレイ好きの犯行か…(ボソ」
「エルザ?」
「何でもない…」
「ルーちゃん!!合ったよ!!」
「ありがとう♪2人は急いで!あたしはやることがあるから」

嘘…

本当は授業に出たくなくて…

誰がしたかは、分からないから…

怖くてしかたがない…

2人は、分かったとだけ言って教室へ行った。

「………誰なのよっ」

その問いかけには、誰も答えてはくれなかった。

ただ廊下の冷たい床に水溜まりを作るしか出来なかった…
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