頂き物・捧げ物

□なんたって親友ですから!
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「ちゃんと来たようね…」
「もうっこんなことやめてよ!!!」
「だったら…グレイ様と別れて」
「な、何で…」

目の前にいた水色の髪の女は、怪しく笑った。

「何でって…グレイ様は、みんなのものだからに決まってるでしょ?」

コイツ…

狂ってる…

「別れてくれるでしょ?」
「いやに決まってるでしょ!!グレイと別れるなんて考えられない!」

そう…と目の前の女が呟いた。

「…だったら…死んでもらうわ…」
「は!!!?」

上からいきなりビニール袋を被せられた。

苦しい…

「それなら…みんな自殺だと思うでしょ?」

苦しいよ…

レビィちゃん…

エルザ…

グレイ…

ガタンッ!

「…あんたたち誰よ!!!早く外に出なさい!!」
「ルーシィはどこだ!!きさまらルーシィに何をした!!」
「ルーちゃんに何かしたらあたしたちが許さないわよ!!!」
「ふっ…そんなの知るわ、け…グレイさ、ま…」

そこにたっていたのは、最愛の彼と優しい友人達だった。

「……レビィ…エルザ…ルーシィを頼む…」
「分かった…」

急いであたしの所に来てくれたレビィちゃん達。

ゆっくりとビニール袋をのけてくれた。

「大丈夫だった?ルーちゃん」
「…う、うん…(グス」
「もう…泣いていいぞ…よく頑張ったなルーシィ。」
「…う、わああああああ」
「今まで辛かったね…よく頑張ったよ…」

あたしは、エルザとレビィちゃんに抱き締められながら泣き続けた。

グレイは、あの人達と話をつけるため外に出たようだ。

あたしは、そこで意識を手放した。
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