小説

□おこが壊れていく
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それからの二人は相変わらず毎日メールのやりとりが続いた。
次第に私の感情は愛に変わっていた。

付き合っているのにじゅんとの愛情の違いがつらくなっていった。

じゅんは何があっても変わらないよ
もし今の関係が終わってもまた親友に戻る、一生離れないと言ってくれた

それでもメールがこないと不安になった

mixiでもじゅんのログイン状態を確認してしまう

ログインするとすぐにメールを送っていた

自分でもヤバいと思いつつ気になるからじゅんのネットストーカー状態になった。

電話も長いと6時間とか休みの日は話す
じゅんの時間がなくなっていた。

じゅん「じゅんにも時間ちょうだい」と言われても
繰り返した。

だけどじゅんには不安を言えなかった。

当初のように相手をしてくれないじゅんに対して
私は心配をかけるようになってしまった。
いつもかまっていて欲しい

やった後に反省する
だけどまたやる
どんどん自分を追い詰めていった

付き合って1ヶ月たったある日
じゅんから朝のメールの返信がなかった。

目の前にてんかんの薬があり
何も考えずにずっと眠っていたいと思い
薬を10錠飲んだ

そこで
親友にmixiの日記で彼女限定で

ごめんなさい
死にたい。。。

約束守れなくてごめんなさい

助けて。。。

と書いた。

その後すぐに更に20錠飲んだ

今までもODは30回はしている
100錠飲んでも平気だった
だからこれくらい眠るだけだと思っていた。

10分後、じゅんにメールした

薬飲んじゃった。。。ごめんなさい


すぐにじゅんから返信があった

じゅんは出勤10分前

返信を送らなかったら
じゅんから電話がかかってきた

じゅん「薬何飲んだ!」
私「デパケンとテグレドール」
じゅん「血圧下げる薬だぞ!危ないんだぞ!」
私「そうなんだ。。。」

じゅん「ちょっと一回電話切るぞ」

五分後じゅんのサブ携帯から着信
じゅん「会社に休暇申請出した返事まちだけど休めるからな!一緒に病院行くから」
私「うん。。。」
だんだん話ができるようになってきた

じゅん「大丈夫かな(^^;今連絡入って会社休んだからこのまま話してるから」

6時半に薬を飲んで一時間半位話していた

間にじゅんが私の親友に
日記で

緊急事態発生!
おこがODしました

と。

9時が過ぎた

私のろれつが回らなくなってきた。
気持ち悪くなりだしたがまともに歩けない

9時半。
意識が遠退いて行く。
途切れ途切れでじゅんと話す

じゅん「救急車呼べるか?」
私「何番。。。だっけ?」
じゅん「何回も呼んでるだろ?119。。。」

私はガクンと力が抜けて携帯をおとした。

しばらくして携帯をもった

じゅん「おこ!じゅんが救急車呼ぶぞ!」

じゅんがかけた。

じゅん「救急車です。神奈川県なんですが本人がかけられないので東京からかけてます」
じゅん「神奈川県まるで○市。。。まるで○○子、大量服薬でテグレドール、デパケンをあわせて30錠飲んでます、血圧下げるクスリなので危ないと思います今、意識がなくなったり戻ったりしています、私が電話で話していますからすぐにお願いします」

消防「わかりました到着したら貴方にも連絡しますから電話番組教えてください」

じゅん「おこ!今救急車行くから!」

私「う。。。ん」
電話がキレた

救急車到着

じゅんから着信
私「じゅん、救急車きた。。。変わるね。。。」
と言ったら完全に意識がなくなった。

このあとはじゅんや医者や看護師から聞いて書いています

救急隊員から搬送病院を聞いたじゅん

じゅんは私の親友とmixiを通して連絡を取っていたが時間がかかる

直接連絡先を教えあい状態を話した

じゅんは親友から原因を聞き出した

私は親友にだけは話していたから
じゅんはおこへの気持ちを親友に話した

親友から後から聞いたら

もう恋人未満なんかじゃないよ!すごく大切な存在になってるんだよ!
聞いていてむかつく位おこのこと思ってるよ!好きじゃなくて愛にかわってるから!と教えてくれた


いつも冷静なじゅんがパニックっていた

親友に
じゅん「俺、病院に行ったら駄目かな。。。」
親友「どうしたいの?」
じゅん「おこが目が覚めた時1人だと不安だからそばにいてあげたい」

親友「じゅんさん、行かないで後悔するなら行って!」
じゅん「直ぐに行く!」

じゅんは二時間半かけて病院にかけつけた。

受け付けで私の居場所を聞いてビックリしたじゅん。

私がICUに入院したこと
私の旦那さんが来てること

じゅんは帰ろうと一瞬思ったが私がいるICUに向かった。

普通は身内しか入れないが、看護師のきづかいらしくいれてくれた。

入室すると私はICUでも一番緊急度が高い位置に寝ていた。

意識はない。

旦那さんは医者と話をしていていなかった。
しばらくじゅんは私のそばにいてくれた。
看護師から起こしていいですよと言われたが
起こさないで、起きるまでそばにいるつもりだった。
そこに旦那さんが戻ってきた

じゅんはおこの旦那だと察して
じゅん「初めまして、以前、ガンプラを送らせていただいた○○と申します」

主人「あぁあの!メールやっているのは知っています」
じゅん「今朝、私にメールがきまして返事がなかったので電話かけさせていただきました。途中で意識がなくなりそうだたので救急車をよびました」

主人「ご迷惑掛けました、ありがとうございます!もう五年間やらなかったのになんで、治ったのに。。。」

じゅんはほかの私の悩みを話した。

そのまま、じゅんは病院を後にした

私の意識が戻ったのは翌日の昼前だった

意識は戻ったけどうまく話せない
目眩が凄くて目が泳いでいた。

お昼ご飯がでてなんとか食べたけどリバースしてしまった。

午後になり、主人がやってきた

主人「あいつきたぞ」
私「じゅんでしょ」
主人「会社休んだんだってなみんなに迷惑かけやがって!二度と帰ってくるな!」
私「。。。」
主人「約束やぶったのはお前だろ!」
私「。。。」
うまくしゃべれないから何も言えない

睡魔が酷くて直ぐに寝てしまう。

じゅんは前日全く眠れずに朝を迎えた
翌日もいつおこから連絡があるかわからないから
会社を休んだ。

退院したのは2日後だった。
荷物をとりにだけは帰宅していいと言われていたから1人で帰った。

携帯をみたら
じゅんからあの日の電車内から送信したメールだった

「おこ今、じゅんは病院に向かってるから待ってるんだよ」
と来ていた。

涙が溢れた

じゅんに電話をかけたら
いつもの優しい声で
「おかえりー♪」
その後、詳しく状況とかを話してくれた。

私「来てくれたなんて思わなかった。。。そこまで思ってくれてるなんてわからなかったから」

じゅん「遅いよ!やっとわかったかぁ♪あっ親友からメッセージ来てるぞ(笑)」

親友のをじゅんが読む「電話中だとおもうからこれじゅんさんなら見るとおもうから、旦那さんに追い出されるなら明日からうちにおいでー(笑)おこちん1人だと不安だからじゅんさんがうちまでおこちんを連れてきてくれると助かります(笑)」

私「あはは(^^;じゅん〜いける?」
じゅん「いいよ(^^)新宿までこれるか?新宿で待ち合わせて一緒に行こうな♪」

いつ会えるかわからなかったのに急にじゅんに会えることになった。

じゅんからは旦那さんにとにかく謝れ、許してくれない人じゃないから
親友のとこには遊びに行くのにしときな!

頑張って謝り許してもらえた。
親友の家には一泊で遊びに行った。
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