ONE PIECE3

□ローがドフラミンゴのもとを飛び出すまで1
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潜水艦を作ってくれるというのは子供の頃にした約束だった。
まさか覚えていて律儀に作ってくれるとは思っていなかった。
16の誕生日を少し過ぎた頃。
連れて行かれた造船所で製作途中の潜水艦を見て柄にもなくわくわくした。

何気なく見た作業の指示書に彩色後の潜水艦の絵があった。

…………………マジで?

ドフィのマークはいい。
傘下なのだし。

でも何も船体を真ピンクにする事はないだろう?。

潜水艦なのに忍んでないのもいいとしてピンクはない。

ただでさえハートの海賊団ってちょっと聞いたら乙女チックな名前なのに、船までピンクだったら何か勘違いされそうだ。

とりあえずこの指示書は別のものに差し替えよう。

ドフィはもの凄く怒るだろうが乗るのは俺だ。

どうせ目立つなら黄色の方がいい。

俺は造船所にこっそり通うと内装もひっそり自分好みに変えていった。

忙しいドフィは気付く事もなく引き渡しの時に顎が外れそうなくらい驚愕していた。
 

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