ONE PIECE3
□海軍基地事件簿1
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「すっスモーカーさん!!どうしましょう!?」
そう言って飛び込んできたのはたしぎだった。
スモーカーはうるさそうに眉間のシワを深くしながら返事をする。
「何がだ?」
どうしようも何も、何が起きたかもわからなくては対処の仕様がない。
「あの私さっき階段から落ちて…」
「……トロくさいな。怪我はないのか?」
「ええはい。私は……大丈夫です」
「私は?」
スモーカーは、「は」の所に引っかかりを覚えた。
「あの実はたまたま来ていたトラファルガーを下敷きにしてしまいまして」
「七武海のか?」
スモーカー自身まだ会った事はなかった。
「はい」
「落ちてくるお前の下敷きなんて意外とトロくさいんだな」
「や、そうじゃありません。よけずに受け止めてくれたんです」
「でも潰したんだろ」
手配書の顔を見ても不健康そうにしていたから体力もないのだろうと勝手に判断した。
「それは…」
「で、その後どうなったんだ?」
「頭を打ってみたいで医務室に連れて行ったんですけど様子が変で…」
「変?」
「あの見てもらった方が早いんで一緒に来て下さい」