ONE PIECE3
□海軍基地事件簿2
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「俺も医者だけど?外科専門だけど」
飛び出して行ったたしぎを見ながらローが言った。
「てめぇは記憶飛ばした自分の診察なんて出来んのか?」
「?俺、記憶とんでんの?」
また首を傾げるのでスモーカーは鏡を貸してやった。
それを覗きこんだローがうめいた。
「ゲッ……老けた。う…クマ濃くなってるし」
不健康そうな顔つきをしていててもクマを気にしていたらしい。
「まぁ、記憶を飛ばした事に動じないのはいいとして。海軍基地にいるのを変に思わないのか?」
「………え?まぁ海軍基地っぽいなぁとは思ってたけど」
「何だと思ってたんだ?」
「ドフィが俺が行ってみたいと言ったのをやっと聞き入れてくれた?」
「ドフィ?」
「俺のキャプテン」
「何でお前のキャプテンが海軍基地にお前を連れてくるんだ」
「面白そうだから?」
「じゃ、なくて海賊が来れるわけないだろ」
「でもドフィ、七武海の打診されてたよ?」
(七武海でドフィだと?まさか…!?)
「お前のキャプテンはドンキホーテ・ドフラミンゴか?」
「うん」
(どうなってやがる?七武海同士繋がりがあるなんて聞いてねぇぞ)