ONE PIECE3

□うーん
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パンクハザードを出航した夜、ローはキッチンに訪れた。

「ああ、あんたか」

食器を拭き上げるサンジに声をかけられ、

「水をもらえるか?」

ひどくひび割れた声にサンジは顔をしかめた。

「すごい声だな。ガラガラだ」

「麦わら屋のせいだ」

「だから言っただろ。あんたが思っている同盟とルフィが思ってんのじゃ違うって」

「そうだな…今日、何度あいつに怒鳴ったかわからない。おかげで声が枯れる始末だ」

「ははは。水じゃなくて喉にいいハーブティ入れてやるよ」

その間ローはテーブルに座って待っていた。

「こんな事ゆうのもアレだが、麦わら屋一味は俺の裏切りに気を付けろと麦わら屋に言っていたが、フタを開ければ何度も裏切られてんのはこっちなんだが」

「まぁ、ルフィを意のままに使うのは無理だ。些細な事なら食い物で釣れるけどな」

「食い物か」
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