ONE PIECE3

□バイト5
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「トラ男君。いつもの人から依頼がきてるんだけど」

「またか…」

「あの人お金の払いがいいから行くって言ったから」


始まりはいつもと同じだった。

麦わら一味の航海士が当たり前のように依頼を受けローがそこに向かう。

果たしてローに代金は支払われるのかははなはだ疑問であった。

「来たぞ」

扉を開けてぞんざいに声をかけると返事がなかった。

訝しんで部屋に入るとベッドがこんもり膨らんでいた。

引きずり込まれない様に警戒しながら近付くとドフラミンゴは寝ているようだった。

目を閉じた眉間が寄せられていて若干汗ばんでいた。

そっと手を伸ばして触れると熱があった。

パシッ

急に腕が掴まれ肩が震えた。

「ロー?」

ダルそうな声が響いた。

「熱があるな」

「まぁな……看病して?」

「白熊レアフィギュア…」

「船に送っとく」

「そうか。看病してやるから気を楽にしていろ」


おまけ

「何で風邪なんて?」

「ちょっと青キジと喧嘩しちゃって」

「さすがピンクのアホウドリだな」
 

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