ONE PIECE3

□ルフィとロー
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結局ローが目覚めたのはそれから一時間くらいしてからだった。

ガバッと起き上がり、

「わわっ!!急に動いちゃダメだ」
「ツゥ」

チョッパーの注意とローの呟きが重なった。

「頭が痛いのか?」

「大丈夫だぶつけただけだ。脳震盪じゃねぇ」

「そうか。他におかしい所は?」

「まぁ、打ち身でイロイロいてぇが骨に異常はなさそうだ」

そう言って立ち上がろうとして表情を変えた。

「どうしたんだトラファルガー?」

「右足捻挫したみてぇだ」

「ホントだ腫れてきてるな。今、シップと痛み止め出すな」

チョッパーは薬棚から取り出してシップを張るとキッチンから水差しを貰ってきた。

「トラファルガーあのあんまりルフィを叱らないで欲しいんだ。すっごく落ち込んでてさ」

「トナカイ屋は麦わら屋に甘いな」

「怪我してるのにこんな事言ってごめんな」

「大丈夫だ。俺も麦わら屋には甘いからな」

「そーなのか?」

「麦わら屋には内緒だぞ」

「おぉ。男同士の秘密だな」

「ああ。そうだな」

2人は秘密を共有して微笑みあった。
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