ONE PIECE3

□海軍基地事件簿1
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医務室に入ると医者はどこかに出ている様でトラファルガーがソファーに座っているだけだった。

一見しておかしな所はない。

「トラファルガー」

たしぎが呼ぶとローはふわりと笑った。

「は?」

その瞬間スモーカーから驚きの声が漏れた。

死の外科医の二つ名をもつ男が笑った。しかも、手配書の様な嘲笑するような笑いではなく屈託のない笑みを浮かべている。

「どうしたのたしぎさん?」

初対面だが、しゃべり方もまるで子供のようで違和感がある。

「少しいいかしら」

「いいよ?」

ローは首を傾げた後頷いた。

「ね!?おかしくないですか?聞いてた人柄と全然違うんですよ!!」

「俺変?」

「いえ、初対面なので解りませんが…」

「たしぎさん礼儀正しいんだね。年同じくらいでしょ?タメ口で話そうよ」

今度はスモーカーが首を傾げた2人は5つくらい違ったような気がするが…

「トラファルガーお前いくつだ?」

「17だけど?」

「……」
「……たしぎ。医者呼び戻してこい。こいつ記憶飛んでるぞ」


続く
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