ONE PIECE3
□ハートの女王3
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サンジはクスリと笑うと、キッドをからかった。
「そんなに心配しなくてもローは一味が守るから安心しろよ」
「そんなんじゃねぇ」
「俺は守られる程弱くねぇ」
2人のキャプテンは大層不満のようだった。
「ほら行くぞ」
サンジはクスクス笑いながらローに手を伸ばした。
ローはいちべつすると無視して横を通り抜けたが、振り返ると
「じゃあなユースタス屋…」
キッドに声をかけてスタスタ歩いて行った。
後を追いかけるサンジはローの左側に付くと、一度だけキッドを振り返り手を振った。
キッドは麦わら一味と想像以上に仲良くなったローに唖然としてハートのクルーを憂いた。