社長ドフラミンゴシリーズ2

□萌え萌え看病編
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久し振りの熱でキッドはベッドから起き上がれなかった。

ローは冷却シートを頭に貼り付けキッドの様子を見た。

さっきまで歩いていたのが嘘のように横になったキッドは頭さえ持ち上げられない。

早く薬を飲ませたい。買い物に出たドフラミンゴはまだかと様子を見るため部屋を出ようとすると腕が引かれた。

「あ…ごめッ…」

パタリとキッドの腕が落ちてローの服を解放した。

「……もしかして寂しいの?」

「うん…何か心細くなって…」

「俺も、いつもそう。1人暮らしもしてるのに熱を出すと途端に寂しくなってドフィの手離さなくて…ふふふッ…ドフィ帰って来たらヨーグルト食べて薬飲もうな」

「薬飲んだら家帰るよ」

「ダメだよ…安静にしてなきゃ」

「今日クリスマスだろ」

「あッ…ごめん。家族とか好きな子とかと一緒に過ごしたいよな…」

「いや…そうじゃなくて…ローがドフラミンゴさんと2人で過ごしたいだろ?」

「なんで?」

「なんでって…その…俺はクリスチャンじゃないし日本育ちだから過ごす相手にこだわりないけど…ローはロシアで人生の半分くらい過ごしてるから感覚は海外かなって…」

「まぁそうだね。でもロシアのクリスマスは1月だから」
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