社長ドフラミンゴシリーズ2

□スキー旅行編1
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ドフラミンゴが何のトラブルもなく仕事納めをしたのは27日だった。

1日デスクワークをしていて凝り固まった肩をバキバキ鳴らして家路を急いだ。


マンションに帰るとローとキッドは夕食を作っていた。

キッドが熱を出してから念の為2日間安静に過ごさせていたが、さすがに我慢が効かなくなったのだろう。

今日は朝から食事の準備をするローを手伝っていた。

「おかえりードフィ」
「お帰りなさい」

こないだの手料理が効いてローの態度が普通に戻った。キッドに至っては気にしていないようだ。

が、ローは夜キッドと寝ていてドフラミンゴの寝室には来なくなった。

ローいわく病気すると1人が寂しいから一緒に寝ているらしい。

それならそろそろこっちに戻ってもいいんじゃないかとドフラミンゴは思っていた。

「いい匂いだな」

「今日は鍋だよー豆乳鍋。豚バラたっぷり」

「うまそーだな」

「旨いに決まってるでしょ。早く手洗って着替えてきて」

「はいはい」

「はいは一回」

ドフラミンゴは寝室に着替えに戻った。

それをクスクス笑いながらキッドが見ていた。

「ローとドフラミンゴさんの掛け合いって面白いな」

「え…そう?」

「何か最近、ローのが強い感じ?」

そこへ着替えたドフラミンゴが戻った。

「そうだ。俺はローの尻に敷かれてるんだ…」

「敷かれ…何言ってるのドフィ…?」

ローは訝しんでいた。

「そーゆう慣用句?何て言うんだ…そういう言い回しがあるんだよ…」

「へー」

「まぁ食べましょう。冷めちゃいますし」

最近キッドは場を仕切る事を覚えた。
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