生徒会活動記録

□第三話台本
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秋「やっぱ、生徒会には庶務が必要だと思うんだよ、うん」

琉「はぁ??」

秋「会長がこんな雑務をやるべきじゃないよ、会長はもっとこう…」

琉「おいバ会長、一応言っておくがお前が今やっている仕事は庶務が出来ても減らないからな」

秋「えっ!?何で!?」

琉「お前がやってるのは元々生徒会長の仕事なんだよ!!」

秋「え、ぇえええぇえ!?!?」

琉「…知らなかったのかよ」

秋「だ、だって、去年会長、書類なんて一切触ってなかったよ!?」

琉「…あの、馬鹿兄貴、いいか、お前に渡している書類はお前がやる書類の三分の二だ、」

秋「残りは??」

琉「……お前に任せても終わらないから、自分の仕事以外に庶務の仕事、お前の残りの仕事を私がやっているんだよ!!!!」

秋「そ、そんなに怒るなってぇWW」

琉「マジ一発殴らせろ…」

美「あはは、会長達また始まったぁWW」

蒼「毎回毎回、会長も懲りないですね、」

煉「いやぁ、今日も仲良しだなぁ…」

蒼「…え!?どこが!?」

美「本当に、妬いちゃうよ〜っ」

蒼「え!?僕がおかしいの!?」


(ドアの開く音)

顧「あー・・・、ちと邪魔するぞ」

秋「あ、先生、お久しぶりです」

美「えーと、誰だっけ??」

顧「ふむ、沖田、お前は進級したく無いんだな??担任に伝えておこう」

美「すみません、勘弁してください、」

蒼「今日はどうしたんですか??」

煉「先生がわざわざくるなんて珍しい」

顧「いや、だな、生徒会に入りたい奴がいて、私のところに来て煩いんだよ、だから、お前らで何とかしろ、ほら、入ってこい」

庶務「失礼します、」

秋「おお!!いいタイミングに!!君!是非、生徒会庶務に・・・」

庶務「うるさい、キモい、近寄らないでください、豚野郎が」

秋「・・・へ?」

煉「えと…君は、??」

庶務「あーあー、気持ち悪い豚の分際で話しかけないで下さい、耳が腐る」

秋「な、え!?」

庶務「私は、神奈月(かんなづき)先輩と沖田さんを、この気持ち悪い豚共から救い出すために来たんです!会長は神奈月先輩に、会計は沖田さんのまま!書記は・・・置いといて、」

蒼「え!?ちょ、僕は!?」

庶務「…正直、貴方はどう扱っていいのか解りません」

蒼「えええ!?」

庶務「そんなことより!!副会長は私がやります!」

秋「ええええええええ!?」

庶務「さあ、神奈月先輩!沖田さん!私と一緒に素敵な生徒会、もとい、ユートピアをつくりましょおおおおおおおお!!!!」

美「ふわわっ、え!?なに!?」

琉「ちょっ、抱きつくな!!」

顧「つーわけだから、後処理宜しく」

秋「ちょ!?先生!?」

庶務「この生徒会に野郎なんていりません!沖田さんと、神奈月先輩がいれば私は十分です!さぁさぁ!さっさと出て行ってください!」

秋「そんなの許せる訳ないだろう!!君には庶務をやってもらいます!!例外は認めません!!」

庶務「豚の分際で何をいってるんですか!?あぁ、むしろ逝っちゃってるんですね解りますWW」

琉「…とりあえず、名前は??」

庶務「はいっ!!私は一年生の夏敷 楓(ナシキ カエデ)と申します!!」

煉「へぇ、宜し…」

庶務「だれが豚なんかと宜しくしますか!!私が宜しくしたいのは、沖田さんと、神奈月先輩だけです!!」

煉「え、う、あ…ご、ごめんなさい」

琉「…神奈月だと長いだろ、琉璃でいい」

美「あ、私も美龍でいいよ〜♪」

庶務「なっ、グハッ…琉璃先輩のツンデレと美龍ちゃんのスマイル頂きましたわ!!美味しいです!!あ、むしろ先輩ではなくお、お姉さまとお呼びしても…///」

琉「別に、構わない」

庶務「きゃあああっ////ありがとうございますっ!!////」

秋「二人とも何適応してるのさ!?会長は俺で異論は認めないよ!?」
庶務「うるっさい豚ですねぇ、そこまで言うなら解りました、私と勝負致しましょう??貴方が勝ったら私は庶務として生徒会に着任致します、でも、その代わり、貴方が負けたら…」

秋「負けたら…??」

庶務「生徒会から永久追放!!琉璃お姉さまと美龍ちゃんには金輪際話し掛けないで下さい!!」

琉「なっ!?」

秋「いいだろう、」

琉「はぁ!?お前ばか!?バ会長か!!根っからのバ会長か!!」

秋「ん??何を言っている??俺が負けるわけ無いだろう??」

琉「……はぁ、」

秋「で??勝負内容は??」

庶務「…内容は、簡単ですわ、琉璃お姉さまデレさせ一本勝負です!!」

秋「デレさせ…一本勝負??」

庶務「ルールは簡単、琉璃お姉さまをよりデレさせた方の勝利です」

秋「おう!!それなら大得意だ!!その勝負方法を選んだ事を後悔するんだな!!」

庶務「だれが後悔なんかしますか!!」



煉「なぁ、蒼羽」

蒼「なに??」

煉「俺たち完全に空気じゃね??」

蒼「いまさらかい??」

煉「いや、うん…何かごめん」

蒼「大体、どう扱っていいのか解りませんって…男として扱っていいに決まってるじゃないか」

美「まぁまぁ、」

蒼「あれ??向こうにいたんじゃないの??」

美「うぅん…何か、面秋そうな事始まったからこっちから一緒に傍観しようと思って」

煉「なになに??何が始まったって??」

美「何かね、会長と楓ちゃんが副会長をデレさせるみたい」

煉「へぇ…」


庶務「ふふふ、まずは私から行きますわ!!琉璃お姉さま!!」

琉「な、なんだよ」

庶務「私は琉璃お姉さまが居ないと生きていけませんの、お姉さまの居ない1日はまさに一日千秋といったように長く感じます!!ですからお姉さま、私と…楓と、どうか一緒に居てください!」

琉「な、お、大袈裟だなっ、まぁ、別に、一緒に居るのは構わない、勝手にしろ////」


美「おお…これは、いいデレですね」

蒼「解説するの??」

美「うんっ、面秋そうだからねっ」


秋「ふ、確かに言うだけの事はあるな…しかし、俺には及ばないだろう」

庶務「な、なんですって!?」

秋「いいか、良く見てろ…副会長、いや、琉璃!!」

琉「今度、なんだよ!!」

秋「好きだ!!大好きだ!!愛してる!!!!」

琉「なっ!?」


美「おぉっとこれは…」


琉「ななななな、何いきなり言ってるんだよばかぁあっ!!//////」


美「きたぁああああ!!クリティカルヒットだぁあ!!」

蒼「クリティカルなんだ、」


庶務「そ、そんな…この私が負けるなんて…」

秋「ふっ、これで決定だな」

庶務「…解りました、悔しいですが負けを認めますわ」

秋「よっしゃああ!!これで!!」

庶務「えぇ、庶務の職を甘んじて受け入れましょう、…しかし、美龍ちゃんと琉璃お姉さまを諦めた訳ではないのですからね!!」

秋「まぁまぁ、とりあえず正式に庶務になったわけだし、ほら、そっちの三人も集まる!!」

煉「ほーい」

蒼「解りました」

美「はーいっ」

秋「と、言うわけで改めて自己紹介!!」

庶務「…大変不本意ですが、生徒会庶務になりました楓と申します、好きな物は可愛い女の子、嫌いな物は野郎です。美龍ちゃんと琉璃お姉さま、宜しくお願い致しますっ」

秋「な、なんかふに落ちないけど、これから宜し…」

庶務「誰が野郎と宜しくなんかしますか!!勘違いしないでください、私は美龍ちゃんと琉璃お姉さまのためにここにいるのですから!!私は女の子が好きなんです!!愛しているんです!!」









秋「新たな役員を迎えた生徒会、しかしこの庶務さんは、一筋縄ではいかなそうだ…」

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