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□総悟(ss)
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さて、こいつをどうするかねィ・・・

目の前には俺の膝の上に頭を乗せてすやすやと眠りにつく名無しさん。他の野郎だったら即刻叩き起こして永遠の眠りにつかせてやるところだが、残念ながらこいつに俺はめっぽう弱い。

「無防備な顔しやがって・・・他の奴に見せたらいくら名無しさんでもころ・・・いや、殺せねえか。とりあえずきつい仕置きはしねえとな。」

どうやら俺が縁側で昼寝していた間にここを占拠したようだが・・・全くどうしてこうなるのかねィ。とりあえず上着をかけてやりながらそんな事を考えるが、まあ埒が明かねえや。でもこのまま寝かせていくわけにもいかねえ・・・もうすぐ夕餉の時間だ

「名無しさん、名無しさん、起きてくだせえ。夕餉の時間ですぜ」

「む、ぅ・・・そご、くん・・・」

「お、起きたか?」

「えへー・・・大好きィ・・・」

幸せそうな顔している名無しさんを本気で起こす気にはならず、控えめな声で名前を呼びながらぷにぷにと弾力のある頬をつついていると、聞こえた唸り声。寝言。
反則じゃねえか・・・馬鹿。
赤くなった顔を隠すこともままならず、とにかく早くこの熱が収まりますように。あわよくばこいつが目が覚める前に。




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