創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第69話 麻帆良祭に向けて
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アルナSIDE



私は知らなかったのだが、ネギが潜入してきた6年前に村を襲撃した魔族を倒したようだ。私も参加したかったけど倒されてたのでなし。
その時になぜか小太郎がいた。話を聞くとフェイトから私とネギの奇襲を依頼したのだけど拒否してこの襲撃を伝えにきたらしい。
その後、小太郎君は麻帆良で勉強することになった。元々悪い人ではないし、天涯孤独の身だったのでしっかりとした生活をさせればいい。
小太郎の住う場所は“那波千鶴”さんと“村上夏美”さんの寮部屋になった。んで、今は夜の教室にいます。その理由は。

「ここに幽霊がいるのですか?」

「ああ…“相坂さよ”自縛零で未練があるらしくってな」

「ああ…成仏をさせるのですか?」

「あ?いやいや、違う。実は彼女を仲間にしようとな。ああ…成仏はできないんだ。とうやら成仏に必要な情報が全く掴めなくてな。成仏は諦めてこうなったらこっちに染めちまえってことだ」

「もう思いっ切りこっちのわがままじゃないですか」

そうだよね。でも、幽霊か…いつも空白の席だから気になってたけどまさかゴーストとは。

「僕も出席簿で知ってましたけど全く見えませんでした」

「どうやらかなり薄く稀有な能力なんだろう。ただの上級レベルでもわからないくらいだ。この娘を見れたのは俺とエヴァと学園長くらいだ」

そうなんだ。さすがだなぁ。それじゃあこれからその幽霊さんの姿を拝見させてもらおうかな?

「いくぞ!はあああ……!」

すると幽霊さんの姿が見えるようになった。へぇ…結構可愛い。

「あの娘が…さよちゃん?」

「はわわっ…あ、あの!わ、私の姿が見えるのですか?」

「ええ…見えます」

「あ、ああ…!」

さよちゃんが泣き崩れた。そんなに嬉しかったんだ。絶対に友達になりたいな。こんないい娘だから。

「うぅ…嬉しいです。やっと…やっと」

「…あとはお前達に任せる。俺は学園長に話があるからな」

そう言ってリョウさん教室から出ていった。その後、私達はさよさんとお友達になりました。それにしても思います。
リョウさんってほんとすごいです。やっぱりかなわないや。
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