創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□ネギま編 第70話 麻帆良祭開幕
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ネギSIDE
今日から麻帆良祭が始まった。もう朝からハイテンションで活気に満ちている。ここはもう別格だとわかるなぁ。
「おはようネギ」
「あ…おはようございます!アスナさん!」
「相変わらずうるさいくらいハイテンションよね」
あはは…やっぱりアスナさんもそう思うんだ。アスナさんはどっちかといえば静かなほうだから。
「あれ?木乃香さんと刹那さんは?」
「2人なら先に一緒に出掛けたわ。この祭になると必ずよ」
そうだったんですか。う〜ん…できれば刹那さんにも聞きたかったんですが。
「ネギー!」
「あ、小太郎君!」
「あら…小太郎じゃない」
「オッス!アスナの姉ちゃん!」
「おはよう。アンタは元気いっぱいね」
「おう!めっちゃ面白そうやん!毎年こんな祭をやっとったんや!クッソ〜!もっと早く来てればよかったで!」
あはは…小太郎君からしたら夢の国みたいなものなのかな?まあ…普通に有り得ないもんね。某夢の国レベルだもん。
「それよかネギ。例の物持ってきたか?」
「小太郎君!」
「例の物?なによそれ」
もう小太郎君…アスナさんの前でそんなことを。アスナさん、話しなさいって目で語ってる。アルナもリョウさんに話すって言ってたし、いいかな。
「…これです」
「何これ?懐中時計…?」
「これは昨日、たまたま超さんが魔法使い達に追われてるところを助けたらこれをもらいまして…何でも、タイムマシンだとか」
「…はあ?」
そうなるよねやっぱり。昨日、僕達はちょっと見て回った時に超さんが追われてるのを見て助けたんです。相手は魔法使い、つまり僕の同僚となる人達だったんですが。
どうやらあの偵察機械は超さんの物らしい。彼等の言い分もわかります。でも、僕の勘が告げています。捕らえても無駄だと。泳がせておくべきだと。
僕はなんとか先生として説得して超さんを自由にしました。その後、超さんにこのタイムマシンをもらいました。
「うさん臭いわねこれ。ほんとにそうなの?」
「なんや?信じるん?」
「それ以前の問題。超…なに企んでるのよ」
「やっぱりそう思いますか」
「そりゃあね。で、どうするの?」
「別に使いませんよ。使う気なんてないですし」
「ま、一応気をつけなさい。それで…これからどうするの?」
「これから先生としての仕事をしながら生徒達誘われたのでそれもこなしていくつもりです」
委員長さんやのどかさんから誘われましたからね。一日では無理なので日にちを分けてこなすことにしました。
「そ、まあ頑張りなさい」
はい!さあて!まずはいっぱい見て回るぞ!まだ最初の誘いには時間があるし!