創造神の誕生(後)

□なのは編 第11話 海上決戦
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「なにを言ってるんだ!さっき言ってたのを聞いてなかったのか!相手は勝手に自滅する!その時を狙う!」

リンディとクロノが気付き引き止めようとする。だが、リョウは無視して進もうとする。

「やめなさい!私達の指示に従いなさい!」

「俺達は臨時局員だが、アンタらの下に付いたつもりはないぞ」

「それでもよ!ここでは従ってもらいます!」

「断る。人の心もない傀儡の指示なんかに従う義理もない!」

リンディは3人を引き止めようと命令するが、リョウは断りさらにリンディ達を傀儡扱いにする。傀儡宣言にリンディのみならず局員全てが引きつる。
まさか、9歳の少年に人の心もない傀儡扱いされるとは思わなかったからだ。

「だ、誰が人の心もない傀儡だ!」

クロノは当然の如く怒る。

「そうだろ。お前達はあの子を見捨てるのだろ?お前達に力がありながらだ。いくら局員が少ないからってな」

「なんだと!」

「私達はジュエルシードの封印確保が主なのです!多少の犠牲はやむを得ません!それが最善の選択よ!」

リョウの言い方にクロノはさらに怒り、リンディはこれが自分達のできる精一杯だと言う。

「人の命よりジュエルシードか。さすがは管理局だな。1人の少女も救う気もないとはやはり人の心もないな。お前達は大儀や任務を言い訳にして人の命を犠牲にするのか」

リョウは怒りのまなざしをしながらリンディとクロノを睨み付ける。

「いいかよく考えろ。ジュエルシードの確保と人とどちらが大事か!もしジュエルシードなら…俺はお前達管理局と敵対する。人の心が残っているならな。いくぞ!なのは!ユーノ!」

リョウはリンディ達にどっちが大事か質問を投げ付けてなのはとユーノを連れて転送装置に移動する。

「ま、待て!…アダッ!」

クロノが追おうとするがリョウが密かに設置した見えない壁に頭をぶつけ尻餅をつく。リョウとなのはとユーノは転送装置に乗り込みフェイトの近くに転送する。

「くっ!勝手な事を!」

「…ジュエルシードの確保と人の命のどちらが大事か…か。私はいつの間にか人として大切な事を忘れていたわ」

クロノは勝手な事をしたと苛立ちながら見えない壁を破壊するように部下達に指示をだす。そんな中、リンディはリョウの質問を聞き、自分は大切な事を忘れていると自覚していた。



なのはSIDE



わたしはリョウ君とユーノ君と一緒にフェイトちゃんのところまで転送するの。空を飛びフェイトちゃんに近付こうとすると、アルフさんが攻撃さてこようとしてきたの!

「フェイトの邪魔を…する「落ち着けアルフ」…グッ!リョウ!」

「俺達はフェイトを助けにきたんだ。いくらなんでもいきなり攻撃してこようとしやがって…今の状況を考えてから行動しろよ!」

「うぐっ!」

アルフさんが攻撃してこようとしたらリョウ君がバインドで封じた。そして来た理由を話す。リョウ君の言う通りいきなり攻撃はヒドいの!
リョウ君に言われてアルフさんはしゅんっとする。あ、耳と尻尾がタレてるの。ちょっと可愛い。

「フェイト!」

「!リョウ…どうしてここに」

「決まっているだろ?お前を助けにきたんだ」

リョウ君の言う通りだよ!フェイトちゃんを助けにきたんだよ!フェイトちゃんはびっくりした顔をしてるの。

「時間がないから手短に言うぞ。俺とユーノとアルフであの6つのジュエルシードを封じる。その間になのはとフェイトでジュエルシードを封印しろ!」

リョウ君が6つを封印する策を言う。わたしは問題ないけど、フェイトちゃんが。もう体力ないよ!どうするの?
すると、リョウ君がフェイトちゃんの肩に手を置くの。なにを?

「?!!これは…」

「フェイトの魔力が…回復している!?」

「俺の魔力を少し分ける。それでなんとかなるだろ?」

リョウ君そんな事もできるの?リョウ君から魔力を分けてもらったフェイトちゃんの顔色はよくなっていく。

「これでいいだろ」

「うん。ありがとう」

「気にするな。さて、やるか!」

「「「「うん(はい)(ああ)!」」」」

それじゃあジュエルシードを封印しよう!まずはリョウ君とユーノ君とアルフさんがバインドでジュエルシードがある竜巻の動きを止めるの。
わたしとフェイトちゃんは並んで立つ。

「いくよ!フェイトちゃん!」

「うん!」

「ディバイーン…」
「サンダー…」

「バスター!!」
「スマッシャー!!」
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