創造神の誕生〜vividな外伝〜
□Memory20 陸戦試合一回戦〜終結〜
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近くの空中になのはがキャロに魔力弾を撃ち込み、コロナをバインドで捕獲したのだ。さすがは魔王!汚い!セコ「頭を冷やそうか…」すみませんんん!!
「えーー!なのはさんいつのまに!?」
「勝ったと思った時が危ない時!!現場での鉄則だよ〜!」
「なのはの言う通り今のはキャロが悪い。戦いや戦場では一瞬の油断でも命取りだ。勝利の余韻を感じすぎたな。あれほど戦闘では油断するなと言っていたのに」
「まあまあ…あの子、初めて連携勝利だから仕方ないじゃない?」
画面で見ていたリョウはキャロの撃墜に頭を抱える。まさかあんなあっさり油断するとは思ってなかったからだ。
「それにしてもコロナのゴライアスって奴すっげぇな!一気にお嬢とリオを撃墜するなんて!しかもあれ!ロケットパンチ!」
セインはコロナのだっに大昂奮していた。特にロケットパンチにはテンションがとても上がっていた。
「まさか拳を飛ばすとはな。しかもあの攻撃はかなり高い。それにアレ…スカリエッティや【クァットロ】、プレシアとアリシアが知ればそれを利用してなにか作りそうだな」
「あはは…確かに」
リョウはスカリエッティ達科学者タイプがゴライアスのロケットパンチを見たらなにかロケットパンチを飛ばすロボットを作りそうだと思った。セインは同意する。
「だが、均衡はかなり崩れた。CGからすればここがチャンスだな」
リョウの言葉通り、なのははここだとばかりに魔力を高める。
「ブラスター1ッッ!」
(私の残り魔力も多くないけど…マルチレイドで一網打尽!)
(なのはさんが集束に入った!)
「赤組生存者一同ッ!」
なのはが集束に入ったのに気付いたティアナも集束に入る。互いに強烈な砲撃を撃ちぶつけ合う気だ。
「なのはさんを中心に広域砲を撃ち込みます!コロナはそのまま!動ける人は合図で離脱をッ!」
「分割多弾砲(マルチレイド)で敵残存戦力を殲滅。ティアナの集束砲を相殺しますッ!」
2人の魔力がドンドン上昇する。なのははマルチレイドを、ティアナは広域砲を撃つようだ。
「モード『マルチレイド』」
「モード『ファントム』」
「「スターライトーー!!ブレイカーーーーッッ!!」」
2人のブレイカーがぶつかる。二つのブレイカーがぶつかり広範囲に大爆発が起こる。建物は瓦礫していき瓦礫がたくさんでき、そこらへんに地割れが起きた。
「……これ、なんて最終戦争?」
画面で見ていたリョウ達はその光景にちょっと恐怖を覚えた。リョウに至っては頭を抱える。離れているのにぶつかり地割れや瓦解を起こす音が聞こえてくる。
「まー集束砲(ブレイカー)同士が激突すればねぇー」
「あの2人は…次の試合からはブレイカーは無しだな」
「そうねぇー。さて、みんなは…?」
まずは映されたのはフェイトとエリオ。2人とも撃墜。フェイトはSLB着弾直前にエリオの一撃にて撃墜された。ただし、今のフェイトの姿はなかりヤバい。エリオはSLB-PS(スターライトブレイカー・ファントムストライク)が直撃し撃墜。
次にコロナはライフはまだ30あるが戦闘不能。SLB-MR(スターライトブレイカー・マルチレイド)をゴライアスでガードするが防ぎきれなかった。
〔Is it safe?〕(大丈夫ですかマスター?)
「な…なんとか〜…」
次にトウヤとロクサスはトウヤは戦闘不能。ロクサスは撃墜。トウヤはSLB-PSをISを使って防御するが防ぎきれなかった。ロクサスはSLB-MRが直撃し撃墜された。
〔トウヤ!大丈夫?〕
「オ、オワタと…おもった………」
「あががが……」
なのははSLB-PSを相殺しきれずに撃墜された。
「あーーん。や〜ら〜れ〜たぁ〜!」
ルーテシアとリオはすでにダウンしている。残っているのは…
「な…なんとか生き残った……」
なんと!ティアナは残りライフは僅か110を残して生き残った。どうやらSLB-MRをなんとか相殺できたようだ。画面を見ると残っているのはティアナとあと2人しかいなかった。
…と、その時ティアナに速い速度で近付いてくる者がいた。
「近付いてくる…!!この速度、スバル!?」
ティアナはスバルだと思った。だが、違う。
「じゃなくてヴィヴィオです!」
「うそおっ!なんでほぼ無傷ッ!?」
なんとヴィヴィオだっ。しかもティアナと違い1800とまだまだライフに余裕がある状態でだ。どうしてヴィヴィオはあの砲撃の激突に耐え、これだけのライフを残すことができたのか?