リリカルCAPCOMStrikerS
□第五章 出会いその五 〜集結〜
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元親は文句を言い、シエルは元親のとんちんかんな解答に呆れている。シャリテはシエルの言葉に同意していいのか困りはて、ゼロは無言である。
元親「さ〜て、これからどうするよ?」
ゼロ「シエル」
シエル「そうね。やっぱりまずは現地の人に会わないと…」
元親 ゼロ「「!!」」
シエル「ゼロ?長曾我部さん?」
シャリテ「どうしたの?」
ゼロと元親は武器を構え、シエルを守るように立つ。
ゼロ「囲まれてる」
シエル「え!?まさか、さっきの機械兵器?」
元親「いや、そんなんじゃねぇ。よくわからねえが、いやな感じだ」
シエル「え?いったいどういう事?」
シャリテ「ゼロ!もうちょっと詳しく…」
元親「来るぞ!!」
元親がそう言った瞬間、ゼロ達の周りに何かが現れた。それは、さっきダンテ達が戦い倒した悪魔達だった。
シエル「な、何いったい!?」
ゼロ「こいつらはいったい何者なんだ?」
シャリテ「うえ〜!なんか気持ち悪いよ!」
元親「何なんだこいつらは!?さっきのカラクリとは完全に別だな!まるで生き物みてえだな!」
シエル達は何者か検索するが、何なのかわからなかった。悪魔達はにじりにじりとシエル達に近付いてくる。
ゼロ「どうやら検索してる余裕はないようだな」
元親「そのようだな。けっ!きやがれ!!」
それを合図に悪魔が一斉に襲ってきた。ゼロと元親は応戦をする。ゼロと元親は悪魔を軽く屠っていく。だが…
ゼロ「ハア!…シエル、大丈夫か?」
シエル「大丈夫よ。でも、ごめんなさい。私のせいで」
シャリテ「シエルお姉ちゃんのせいじゃないよ!」
元親「だが、さすがに守りながらは俺の性分じゃねぇ!なんとか嬢ちゃんを別の場所に移動させろ!」
かなり優勢だが、シエルを守りながらな為かなりキツい。そこでゼロは閃いた。
ゼロ「元親。しばらく時間を稼いでくれ。シエルを安全な場所に移動させる」
元親「おう!任せろ!!」
ゼロ「シエル、しっかり掴まっていろ」
シエル「ゼロ!きゃっ!」
ゼロはシエルをお姫様抱っこして後ろの悪魔わ2段ジャンプで飛び越える。数体の悪魔がゼロのあとを追おうとするが、元親がそれを阻む。
元親「こっからは行かせねえよ!!」
ゼロは近くの建物に近付きとんでもない行動をとる。
ゼロ「しっかり掴まっていろ」
シエル「う、うん」
ゼロは建物の壁を蹴って登っていった。これぞゼロの世界で特A級ハンターしか使えないとさせる移動技、壁蹴りである。
ゼロは壁蹴りで建物を登っていく。屋上まで駈け登り、そこにシエルを降ろす。
ゼロ「ここでジッとしていろ」
シエル「ええ、ゼロ。気をつけて」
ゼロ「ああ。いくぞシャリテ」
シャリテ「うん!」
ゼロは屋上から飛び降りる。落下中にゼロはバスターショットに変え、バスターを撃ちまくる。全弾命中し2、3発で悪魔を倒す。
そして、ズダンッ!と音とともにセロは着地する。ゼロが着地した地面はひび割れが起こり、少しヘコんでいる。
元親「大丈夫か?」
ゼロ「問題ない。いくぞシャリテ!」
シャリテ「うん!」
元親「よっしゃああ!!さ〜て、この鬼に喰われたい奴から前にでな!」
悪魔との戦闘を再開する。元親は豪快に碇槍を振るい、悪魔を蹴散らす。ゼロはセイバーで悪魔を連続で切り裂いていく。
数は多かったが、ものの数分で半分以下まで減った。
元親「ようし、あと少しだ!」
ゼロ「ああ「きゃああぁぁ!!」シエル!?」
シエル「ゼロ!」
ゼロとシャリテはシエルがいる建物の屋上を見上げる。見上げると数体の悪魔がシエルに近付いていく。
シャリテ「シエルお姉ちゃんが!」
ゼロ「くっ!」
ゼロは急いで駆け上がろうとするが、その前方に悪魔が立ちふざがる。
ゼロ「チィッ!ジャマだ!」
ゼロはセイバーを振るおうとするが。
元親「おいゼロ!ここは俺に任せろ!こいつでお前をあそこまで飛ばす!早く掴まれ乗れ!」
ゼロ「わかった。シャリテ!」
シャリテ「わかったよ!」
ゼロは元親の碇槍の先端に乗り、シャリテはゼロに掴まる。
元親「いくぜ!おおぅりゃあぁぁあああ!!!」
元親は思いっきり碇槍を振るいあげる。その勢いに乗り、ゼロは思いっきりジャンプする。ジャンプしたゼロは弾丸のようにグングンと屋上まで迫る。
屋上より高く飛び、ゼロはシエルの前に着地し悪魔二体を切り裂く。
シエル「ゼロ!」