リリカルCAPCOMStrikerS

□第六章 機動六課 〜事情説明と勧誘〜
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ダンテはネロの右腕を指す。なんでコレなのかわからない。

ダンテ「普通は悪魔の一部がついてると、その人間は悪魔になる。だが、お前は悪魔にならなかっただろ」

ネロ「確かに」

ダンテ「つまりそれは、お前が悪魔の血を持っているという事だ。それが一つ目の理由だ」

ネロ「なるほどな。だがよ、それだけで俺がスパーダの血を継いでるなんて…」

ダンテ「まあ待てよ。まだ二つ目の理由を言ってないだろ」

ネロ「二つ目の理由か。いったい何なんだ?」

ダンテ「お前が持ってる刀。闇魔刀だ」

ネロ「闇魔刀だと!?」

フェイト「闇魔刀?闇魔刀ってなんですか?」

ダンテ「ん?ああそっか、まずそれを見せないとな。ネロ、闇魔刀を出せ」

ネロ「出せって何偉そうに言ってやがる!チッ、わあったよ!」

ネロは文句を言いながらも右腕を前にだし、手のひらを上にする。手のひらから光が現れそこから一本の刀がでてきた。
その刀は日本刀である。

なのは「これが、闇魔刀?」

シグナム「ただの刀にしか見えないな」

ダンテ「こいつが親父の使っていた剣の一振りでその名の通り魔を斬るのに長けた刀だ。コイツは人間や並の悪魔が使えばただの刀だ。コイツを使いこなせるのは親父や親父の血を持つ人間しか使えない」

シグナム「なるほど、つまり」

ダンテ「そう、ネロは闇魔刀を使いこなせている。つまり、お前は親父の血を継いでるんだ」

シグナム「ちなみに、お前が使えばどうなるんだ?」

シグナムが質問してきた。それは皆も同じなよう。

「本来の力が開放され、その気になればデカいビルや建物を軽く斬る事もできる」

ヴィータ「マジかよ!」

ダンテ「マジだ」

凄いとしか言いようがない。

ネロ「だがよ。俺がスパーダの血を継いでるのはわかったがどうやって俺がスパーダの血を?」

ダンテ「それは多分…」

ダンテは言いよどむ。ダンテはある仮説をしていた。しかもそれが真実だと理解したからだ。だが、ダンテはこれを言っていいものか迷う。

ネロ「多分?多分…なんだよ?」

ダンテ「いや、邪推にすぎない。気にするな」

ネロ「?わかった」

ダンテはネロの正体の話はこれで終わる。はやてはゼロとシエルを見る。

はやて「さて、次は貴方達の事を話してもらいまへんか?」

ゼロ「…わかった。シエル頼む」

シエル「ええ、お話します」

シエルが自分達の世界の事を話した。自分達の世界は限り無く人間に近いロボット、レプリロイドが動いていた。
このレプリロイドは百年以上前に動き、活動していた。レプリロイドは人間達と共存し、友として暮らしていた。
だが、たまにレプリロイドが人間を殺そうとする存在が現れた。脳のコンピューターに支障をきたしそういう存在が増えてきた。
そういう存在をイレギュラーと呼ばれた。人間達はレプリロイドには全くの無力だった。そこでレプリロイドの警察、イレギュラーハンターを設立した。

はやて「そのイレギュラーちゅうんは、捕まえて修理するんか?」

シエル「いいえ」

はやて「え?それなからどないするん?ま、まさか」

シエル「そのまさかです。イレギュラーをレプリロイドを破壊するんです」

なのは「やっぱり…でもそんな、破壊なんて」

フェイト「酷い…たとえ造られた存在だとしても、壊すなんて」

シエル「修理しても、またイレギュラーになる可能性になると当時のいや、今の人間達もそう考えたんだと思います。あ、もちろん私は違います。私は直せば必ず元のレプリロイドになると信じています」

シエルは続きを話す。イレギュラーハンターのおかげでイレギュラーの犯罪は減った。しかし、イレギュラーが減る事は無かった。
そんな時、一体のイレギュラーハンターが人間に反乱し、イレギュラー化した。そのイレギュラーは当時最強のハンターと言われたほどの実力、そのイレギュラーの目的はレプリロイドのみの世界を造る事であった。
大半のハンターもそのイレギュラーに協力し反乱した。しかし、そこに二体のレプリロイドが…救世主が現れた。
二体のイレギュラーハンターが最強のイレギュラーを倒し、世界を救った。しかも、一度ではなく六回も同じ最強のイレギュラーが現れたが二体のイレギュラーハンターが戦い世界を救った。
一体は青いボディのイレギュラーハンター、名は【X】
もう一体は紅いボディのイレギュラーハンター、名はゼロ

なのは「え?ゼロ?ゼロってもしかして…」

シエル「はい。彼がその時に活躍した紅い伝説のイレギュラーハンターと呼ばれたゼロです」
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