創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第61話 対決!ネギVSエヴァ
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エヴァSIDE



私とぼーや達が戦うことが決まった。決行日は今度の停電の日。一応、私は結界がされてるからな。だからその日にしといた。

「しかし…面倒が起きたぜ。全く…予想はしてたが」

「そうだな。ま、私自身ぼーや達の実力がどれほどのものか興味あるしな」

「ネギとアルナは俺がミッチリ鍛えたからな。結構できるぞ」

ほぅ…?それは楽しみだ。ま、ジジイは私1人で戦えとは言ってないからな。無論従者も一緒だ。私はリョウを連れてログハウスに帰る。

「お帰りなさいませマスター。リョウ様もいらっしゃいませ」

「うむ。茶々丸、飲み物を頼むぞ」

「かしこまりました」

「じゃまする」

このロボット、“絡繰茶々丸”は去年に転校してきた天才“超鈴音”が造った絡繰ロボットだ。奴が何のために私に造ったのか定かではない。
だが貰えるものはもらっておこう。事実、こいつのおかげでこっちはかなり助かっている。ただ…

「どうぞリョウさん」

「ああ…ありがとう茶々丸」

「おい茶々丸。なんだこの差は?なんでリョウのは高級茶葉を使い私のは市販のなんだ!?ええ!?」

「ああ…だめです…そんなに巻いては…!」

私の直感が告げとるは!こいつ…!リョウに!ボケロボのくせに生意気だ!超になんとか修正してもらわなければ!
そして当日がやってきた。私は橋にて待ち合わせを指定した。そこなら周りを気にせず存分にやれるからな。

「エヴァさん!」

「フッ…来たか」

双子が来たか。ネギはあのバカの杖を持っている。アルナは杖を持ってないが指輪をハメている。なるほど…あれが触媒か。

「さて…長話は好きではない。さっさと始めようか。茶々丸!」

「はい…」

「小娘の相手をしてやれ。私はぼーやと遊んでやる」

「イエス、マスター」

ネギは空を飛び、アルナは茶々丸と戦う。ネギはナギと同じ雷系魔法でくる。私は氷系魔法で迎撃する。

「くっ…!」

「ほぉ…さすがはリョウに鍛えてもらっているだけあるな。いい攻撃だ」

「雷の射手!50!!」

無詠唱でこれほどの数をか。なるほど…才能も高いか。茶々丸は?

「はっ!やっ!」

「うっ…予想より遥かに高い」

「そりゃあ!光の射手!21!!」

「回避…!うぅっ!」

こっちもかなりの腕だな。茶々丸では厳しいか。

「ごめんなさい茶々丸さん!」

「うっ!申し訳ありません。マスター」

足をバインドで封じて雷系で機能を停止させたのか。意外と器用なことをする。だが…甘いぞ!2対1でそちらが有利になったつもりか!

「ふはははは…!少し本気でやってやろう!」

「こ、これって…!」

「ヤバい…!これが…真祖の吸血鬼!」

私はさらに成長し強くなっているのだ。あのバカとの敗北から私は自身の慢心を悔いた。だから私は自身に厳しくしてトレーニングを積んできたのだ。
さらにリョウが来てからもますます頑張るようになったのだ。おかげで私はいままでの数倍パワーアップしたのだ。

「氷の射手!10000!!!」

「うわああ!」
「きゃああ!」

ふむ…魔法での実力差ははっきりしたな。それでは…体術はどうかな?

「うっ…くっ…てやあ!」

ぼーやに近付くとぼーやは棒術を繰り出してきた。なるほど、体術もなかなか…だが。

「やあ!」

「ニッ!」

「くぅっ!」

「パッ!」

「うわわっ!ッ!モゲラッポ!」

突きを繰り出してきたので棒を掴む。ぼーやが引っ張るので放すとよろめき、隙だらけの腹に掌底を食らわせてやった。

「いやあああ!!はっ!せい!てやあっ!」

小娘は蹴りを中心とした体術か。こちらも…だが、勝負は決まりだ。

「え?くあっ!」

小娘のパンチ躱して掴み捻るようにして地に叩き付ける。決まりだな。

「私の勝ちだな」

「うぐっ…!ま、まだです!」

「いや…勝負はついた。キサマらと私との差は大きい。なによりそんな息切れしていてはな」

「うぅ…」

まあなんだ。こいつらはまだ発展途上。これからさらに伸びるだろう。少し面白くなってきたな。リョウに頼んで私も鍛えてやろうかな。
ふはは!英雄の双子を悪の幹部に仕立ててやるわ!アーッハッハッハッハッ!
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