創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第66話 修学旅行終了
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ネギSIDE



楓さんのおかげでどうにか木乃香さんのとこまで追いついた。僕は止めようとするが、白髪の少年にじゃまされた。
僕はこの少年と戦うことになった。

「くっ…!ここまできて、また障害が!」

「悪いね。依頼主の頼みなんだ。君の実力、見せてもらうよ!」

僕は棒術を繰り出しながら無詠唱で射手を放出する。けど、少年はかなりの身のこなしで躱されていく。こいつ…強い。
僕よりも…これはマズい!けど…負けるわけにはいかないんだ!そこに…光が消えて泉からなにかが剥いでてきて首謀者と木乃香さんがなにかの上に乗る。
こ、これが鬼神!しかも…かなり大きい。

「やった…やったで!かつて紅き翼がやっとの思いで封印した大鬼神、両面宿儺や!!」

リョウメンスクナ…お父さん達が苦戦した鬼神。こ、これほどの怪物が…でも、木乃香さんの魔力で復活しただけで首謀者の思い通りに動くとは考えられない。
どっちにしても、これはどうにかしないといけない!その時、アルナ達3人が来た。

「アルナ!」

「ネギ!」

「こいつは…ナギ達が苦戦してた。リョウさんは参加してなかったけど」

「お嬢様の魔力を使って。ですがまだ不完全なはず。今のうちにお嬢様を奪還できれば!」

なら、僕達3人であの少年を足止めして。刹那さんは木乃香さんを!

「わかりました!必ず救出します!」

刹那さんは背中から白い翼が現れた。やっぱり綺麗な翼だなぁ。妖怪とは感性が違うんかなぁ。

「行きます!」

「させないよ!」

「それはこっちのセリフだ!」

「私達が相手よ!」

僕達3人が少年を足止めしてる間に刹那さんは木乃香さんを難なく救出できた。だけど首謀者はもうよさげに喜々としている。
多分、もう必要ないと思ってるんだ。元々こいつに制御なんて不可能だ。それこそ自分よりも位の高い存在でないと。

「ほお…これはなかなか面白いことになっているな」

「エヴァさん!」

空を見上げるとエヴァさんと茶々丸さんがいた。茶々丸さんの手には大型のスナイパーライフルが。いったいなにを?

「やれ!茶々丸!」

「イエス、マスター…!」

茶々丸さんはライフルを撃った。すると、鬼神の動きが止まった。いったい何でしょう?あの武器は…

「ふふははは…!鬼神よ!相手が悪かったな!キサマの相手はこの私!真祖の吸血鬼、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだったのだ!」

エヴァさんは最大攻撃魔法で鬼神の上半身を消し飛ばした。す、すごい…!けど、上半身がまたできた。多分ここらへんの妖力を吸ってるんだ。

「チッ!」

「なら、俺が消し飛ばしてやろう」

今度はリョウさんが現れた。リョウさん…あの怪物を倒せるの?

「…ふん。任せたぞ」

「おう…任された。そういや、こうして戦うのは初めてだな。安心しろ、一撃で終わらせてやるよ」

え?初めて戦う?お父さんと一緒に戦ったんじゃないの?

「リョウさん、戦ってなかったわよ。観戦だけだったから」

「いくぜ…!か…め…は…め…波ああああ!!!」

リョウさんは両手から放たれた超砲撃に鬼神は全体を飲み込まれて消滅した。え?…え?

「ふ〜む。ざっとこんなもんか」

ええええ〜〜〜〜〜〜??そ、そんなあっさりと!?封印じゃなく倒しちゃったよ。ま、まあいいのかな?

「さすがは紅き翼最強の男だね」

すると横からさっきまで戦っていた少年が!

「失敗したし、今日はこれで失礼するよ。ネギ・スプリングフィールド。僕の名前はフェイト・アーウェルンクス。また会おう」

少年、フェイトは水となって消えた。分身体だったのか。えっと…とりあえず、これで終わり…かな?
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