創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第68話 魔族男爵との因縁
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ネギSIDE



今日も模擬戦したけど結局リョウさんに攻撃当てられなかったな。やっぱりリョウさんは強いな。ダイマラから出ると外は夜で雨が降り雷も鳴っている。
なんだかよくない天候だなぁ。入った時はいい天気だったのに。

「よくない天気ね」

「はい…」

「…早く帰りましょう。今日はなんだかよくない予感がするわ」

アスナさんの言う通りですね。早く帰りましょう。僕達は早く帰ってお風呂に入りましょう。僕達は水着を着てお風呂にはいる。
今日も疲れました。お湯に浸かって心が落ち着きます。僕は昔、お風呂が好きじゃなかった。けど、リョウさんによくお風呂に入れられたから今ではもう抵抗がない。

「なんだ?この気配は…」

風呂から上がると気配を感じた。僕たちは警戒する。するとお湯が膨らんできた。これは…湯じゃない!水…違う!
水が襲いかかってきた。僕達は避ける。すると水が人形みたいになった。これは…スライム?

「やるじゃあねえか。躱すとは。人質が少ねえがしょうがねえか」

「君は…何者ですか?どうしてここに?目的は?」

「ハッ!それはてめえだよネギ・スプリングフィールド!」

僕?どういうこと?なにが…

「お前の生徒の1人を人質にとっている」

「なんだって!僕の生徒を!いったい誰を!」

「返してほしければ1人で、またはアルナ・スプリングフィールドを連れて世界樹まできな!そこでお前とアルナ・スプリングフィールドに会いたいって奴がいる!待ってるぜ!」

それだけ言うとスライムは消えた。しまった!狙いが僕とアルナだったなんて!アルナはまだダイマラの中だ。
僕1人で行くしかない!

「ネギ!」

「すみません!僕1人で行きます!皆さんはアルナやリョウさんに報告をお願いします!」

僕は着替えて1人で世界樹に向かい走る。到着すると水の泡牢に囚われた千鶴さんがいた。そしてその前にはジェントルマンが1人。
この人が、首謀者か。

「君がネギ君だね。私は“ヴィルヘルム・ヨーゼフ・フォン・ヘルマン”ま、しがない元伯爵ですよ」

「では、ヘルマン卿とでも呼びましょう。アナタはいったいどうして僕に?」

「依頼されてね。君とアルナ君の実力を試させてもらうよ。まずは君からだ。ネギ君」

「アーーーッ!ネギ!!」

その時、後ろから叫びが聞こえたので振り返ると小太郎君がいた。

「小太郎君!?どうしてここに!」

「お前に危機を知らせようと!その前にネギ!オレと勝負や!決着をつけようやないか!」

ちょっ、こんな時になにを言っているんだ!今はそんなことを!

「おやおや…まだ生きてましたか。しかし、残念ですがこちらが先客です。部外者は引っ込んでもらいましょう!」
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