創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第69話 麻帆良祭に向けて
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ネギSIDE



もうすぐで麻帆良祭かぁ。麻帆良祭…この麻帆良都市全体で起こす所謂学園祭。この都市だからできるんだろうなぁ。
さっきから普通なら有り得ない物が沢山あって今でも目移りしちゃう。

「よーネギ!」

「小太郎君!」

そこに小太郎君が現れた。小太郎君はちゃんと勉強や修業をしている。今ではリョウさんにご指導されて僕と一緒に修業するほどに成長していた。
リョウさんは元々才能があったが師がいなかったから我流で限界があったらしい。

「ネギ!これを見てみ!」

「麻帆良武闘大会?なにこれ?」

「わからん?俺は参加するんや!ネギも参加しいひん?」

…どうしようかな?一般人参加だけど、小太郎君とは決着もつけたいし。よし!参加しよう。

「参加するよ」

「それでこそオレのライバルや!負けへんで!」

「こっちこそ!」

「ネギ先生」

そこに刹那さんが現れた。あれ?木乃香さんと一緒じゃない?どうしたんだろう?

「小太郎君もいますね。ちょうどよかったです。実は学園長に呼ばれてますのでご同行を」

学園長が?なんだろう?僕達は刹那さんのあとを付いて行く。いったいどこに向かってるのだろう。あれ?この方向は…世界樹?どうして…?

「ネギ…」

「小太郎君?」

「気付いとるか?さっきから人の気配が消えたことに」

それは気付いている。これは人払いの結界だ。もしかして…この先にいるのは。大階段に近付くとそこには沢山の魔法先生や生徒達がいた。
いるのは知っていたけど、こんなにいたんだ。あ…この気配は。

「うわぁ…すごい人数だ」

「アルナ」

「ネギ」

「フォッフォッフォッ…よく来たのぉネギ君にアルナ君に小太郎君」

学園長から説明がされた。今回の麻帆良祭で世界樹の魔力が溜まり放出されるとのこと。これは数年に一回起こる。
その魔力によりあらゆる願いが叶ってしまうそうだ。それって…かなり厄介じゃないですか。

「うむ…お主達にはその願い、つまり告白を阻止してほしいのじゃ。無論バレずに被害なくじゃ」

僕達はうなずいた。魔力で願いを叶えるなんて人の意志を無視する所業だ。その時、魔法先生何人かが気付いた。

「学園長…あれは、機械か?」

空を見上げると小さな偵察機械が浮いている。先生の1人が機械を破壊した。それにしても気付くのが遅い。
僕達リョウさんに鍛えられた者達と学園長が真っ先に気付いていた。普通はここにいるわけはない。何者かが結界を破って見てる。
これだけで僕達はまた波乱の予感がしていた。それにしてもなんだろう?何人かが僕を睨んでた。なんで?
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