究極伝クロスゾーンスーパーZ

□第3話 エンゲル数を増やすメンツがいると悟った感じになるよな
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リョウ「オォラアアッ!!」

悟空「フッ!」

先に動いたのはリョウ。リョウは蹴りを繰り出すが悟空はそれを難なく受け止める。そのまま上昇し縦横無尽に飛び駆けながら2人の力がぶつかりあう。大地を揺らすほどの轟音を出しながら2人のオーラが交錯するようにぶつかる。その速度も尋常ではなく、目の良い者でも追うのがやっと。探知能力を持つ者でも同様である。それほどに2人の戦いは異常であった。

リョウ「オラララララララララララララララララッッッ!!!」
悟空「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃっっっ!!!」

2人が止まったかと思えばその場で2人の超絶ラッシュが繰り出される。拳拳拳、蹴蹴蹴ともう何千何万何十万何百万のラッシュの攻防を繰り出す。それが長い時ではなくほんの数秒レベルで。2人の右上段蹴りがぶつかった瞬間2人は超々高速移動で消える。2人のぶつかる轟音だけが辺りを響かせ、衝撃波が上空を花火のように仕立てる。

ジョセフ「おいおい!なんっつう戦いだぁ!」

ヒナタ「み、見えません。速すぎて」

のどか「いにしえどの日記で読めても動きが…」

リンク「強い…2人ともとてつもなく強い!」

観客席の者達はリョウと悟空の圧倒的闘いに度肝を抜かれる。目まぐるしく動きについてこれない。圧倒…そんな言葉しか浮かばない。そんな中、リョウと悟空はの闘いはさらに激しさを増す。速度はアップし、轟音も激しくなり音と音の幅感覚も短くなる。完全に拮抗状態。しかし…それも一瞬で崩れさる。

リョウ「ハッ!」

リョウは悟空の上から右の手刀を振り下ろすが、悟空は消えるように逃れる。リョウはすぐさま感付いて斜め上空に顔を向ける。

悟空「でりゃああ!!」

リョウ「ヌンッ!」

悟空は右手の平から気弾を放つ。リョウは左薙払いのようにして右の手刀で弾き消す。

悟空「ぬりゃあああっ!!!」

リョウ「ぐっくっ…!」

その隙に悟空は別の斜め上空からリョウに接近して右拳を繰り出す。リョウは両腕をクロスにして防御するがあまりの威力に防御越しに吹き飛ばされて地面に激突する。激突した瞬間回りの地面が少し盛り上がり亀裂も少しできて土煙もできる。そこに悟空のパンチの威力が物語る。

桑原「な、なんつうパンチだよ!浦飯のパンチよりも威力あるぞ!」

ナルト「サクラちゃんの怪力パンチより上かもしれないってばよ!」

小十郎「ガキの防御は完璧だった。だがあれだけの威力」

政宗「相当のPawyeだったんだろうな」

悟空はゆっくりと地に着地する。悟空の目は油断など微塵もない。土煙が晴れるとゆっくりとリョウが起き立ち上がる。起き上がったリョウは2回ずつ首の骨を鳴らす。

リョウ「完全に防いだと思ったんだけどな。やっぱすっげ」

悟空「やるなぁ。ほとんど無傷とはな」

リョウ「へっ、鍛えてんからな。続き…やるぞ!」

悟空「ああ!」

悟空は静かに構えるが、リョウはステップを踏みながらギラギラと見つめる。軽快なステップ音だけが包む。少し後ろにステップした瞬間、リョウは一気に悟空に接近する。

リョウ「ドラアッ!」

リョウはアッパーを繰り出すが悟空は少し身体を下げるだけで躱す。

リョウ「ウラララララッ!シャッ!ダアッ!ヌゥリャリャリャリャリャッ!!」
悟空「へっ!アリャッ!よっ!ダアアアアアッ!!」

その場でラッシュが始まる。互いに躱し防御しながらもラッシュを叩き込む。風切る音とぶつかる音が二重三重と重なるように響く。ズンズンと地面がひび割れを起こしながら割れた地面や岩が浮いてくる。2人の死闘はまだ中盤に差し掛かったばかり。
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